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BTS、ビルボード2冠に輝く


  • BTS、ビルボード2冠に輝く

「ありがとう、アーミー(ARMY/防弾少年団ファンクラブ)。これらすべては私たちが一緒に共有した、小さくてささいなことの積み重ねがあったから可能だった」。

2日(韓国時間)、米国ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで開かれた「2019ビルボード・ミュージック・アワード(BBMAs)」で「トップデュオ/グループ」部門を受賞した防弾少年団のリーダーRM(本名キム・ナムジュン、25)は英語でこう語り、「すごいアーティストたちとステージに立っているというのがまだ信じられない」と所感を明らかにした。続いて「私たちは依然として6年前の少年たち」だとし、「ずっと一緒に最高の夢を見よう」と声を高めた。

防弾少年団が韓国歌謡史にまた一つの画期をなした。この日、防弾少年団は米国の3大音楽賞の一つであるビルボード・ミュージック・アワードで「トップデュオ/グループ」と「トップソーシャルアーティスト」の両部門を受賞して2冠王に上がった。

韓国歌手がこの授賞式で2冠王になったのも初めてであるうえに、本賞の「トップデュオ/グループ」部門で賞を受けて、より意義があると評価される。音楽評論家のイム・ジンモ氏は「トップデュオ/グループ賞はビルボード・ミュージック・アワードの中でも主流部門という点から、防弾少年団が米国市場に定着したことを示す指標と看做すことができる」と説明した。当初、防弾少年団の受賞可能性は半分程度に予測された。一緒に候補に上がったイマジン・ドラゴンズ、マルーン5、ダン・シェイ、パニック・アット・ザ・ディスコはすべて世界中の人気を集めている名うてのミュージシャンだったからだ。

しかし本賞の授賞式の直前、防弾少年団がソーシャルネットワークサービス(SNS)の影響を指標とする「トップソーシャルアーティスト」賞を3年連続で獲得し、授賞式場の第一前列めの座席へ配置されるやいなや、受賞への期待感も大きくなっていった。授賞式のあちこちに布陣したアーミーは、防弾少年団がカメラに捉えられるたびに場内が鳴るような歓声で応え、ビルボード賞の授賞式上はKポップのステージを彷彿とさせた。

防弾少年団は今回の受賞により、ポップ音楽の消費形態を変えていることを実証したという評価を受ける。

音楽評論家のチョン・ビョンウク氏は「防弾少年団が手にしたトップデュオ/グループ部門にはアジアのアーティストはもちろん、非英語圏のアーティストが候補に上がった前例はなかった」とし、「英米圏ではなく第三世界出身のアーティストの、米国の主流音楽市場の視覚の変化を強く感じられる」と解釈した。

ステージの順序にも、防弾少年団の影響力を垣間見ることができた。防弾少年団の公演の順序がパフォーマンスを披露した全15チームの中で14番目に配置された。マドンナとマライア・キャリー、ケリー・クラークソンなどのそうそうたるポップスターらの後であり、フィナーレの舞台であるポーラ・アブドゥル(57)の直前という順序だった。舞台に上がった防弾少年団は、新曲『小さなもののための時』をライブで披露した。ケリー・クラークソンは「彼らはすべてのストリーミング記録を撃破している。今日のライブでのワールドプレミアの舞台をプレゼントする」と、防弾少年団のステージを紹介した。スーツ姿でスニーカーを履いた防弾少年団は、特有のカル群舞を思わせるポップスターのホールジーとともに、今年の授賞式で最も大きな反響を得た。

今年は還暦のマドンナは、マジックショーなどの公演で注目を集めた。彼女はコロンビア出身の人気歌手マルマと『Medellin』を歌って、ホログラムダンサーを登場させて相変わらずのステージの掌握力を誇示した。7分間続いた今回の舞台のために、彼女は個人的に500万ドル(約58億ウォン)を費やしていた。フィナーレを飾ったポーラ・アブドゥルは激しいダンスが添えられたライブステージを広げて呼応を得た。大賞格の「トップアーティスト」は、カナダ出身のシンガーソングライタードレイクが受けた。彼はこの賞のほかに「トップビルボード200アーティスト」などを合わせて12部門を席巻し、最多受賞を誇った。
  • 毎日経済_パク・チャンヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-05-02 21:31:33




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