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韓国映画100年...奉俊昊監督がパルムドール受賞

二極化社会を風刺した『寄生虫』 

  • 韓国映画100年...奉俊昊監督がパルムドール受賞

韓国映画100年の夢がついに実現した。奉俊昊(ポン・ヂュノ)監督(50)が、韓国映画史上初の仏カンヌ国際映画祭最高賞パルム・ドールを胸に抱いた。

世界3大映画祭に数えられるカンヌ映画祭に、イム・グォンテク監督の『春香伝』がコンペティション部門に初めて進出して19年ぶりだ。 25日(現地時間)、カンヌのリュミエール大劇場で開かれた授賞式で、第72回カンヌ映画祭の審査委員長である映画監督のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ氏がグランプリ受賞作として『寄生虫』を呼称すると、ポン監督と主演俳優ソン・ガンホ(52)は互いに抱き合って喜んだ。

壇上に上がったポン監督は「ユニークで新しい映画を作りたかった」とし、「偉大な俳優たちがいなかったら、ただの一場面も撮ることができない映画だった」と感想を明らかにした。ボン監督にマイクを渡されたソン・ガンホ氏は「忍耐と知恵そして情熱を教えてくれた、尊敬する大韓民国のすべての俳優の方々に栄光を捧げる」と感謝の意を表した。

この日、夜遅く開かれた公式記者会見でポン監督は、「ちょうど今年は韓国映画誕生100周年」だとし、「カンヌ映画祭が韓国映画に大きな意味の贈り物を与えた」と述べた。

今回の受賞はカンヌ映画祭の歴代パルムドール受賞監督5人を抜いた結果であり、さらに貴重だ。これにより、世界市場の5位の規模(2018年16億ドル)を誇る韓国映画は、質的側面でも名実共に世界最高水準に上昇したという評価を受けることになった。

文在寅(ムン・ヂェイン)大統領は26日、公式ツイッターを通じて「『寄生虫』に注ぎ込んだ多くの方の情熱が、わが国の映画に対する大きな誇りを作った」とし、「国民を代表して深く感謝し、何よりも12歳の頃から見た夢をきちんときちんと積み重ね、世界の監督にそびえ立つポン・ジュノという名前が誇らしい」と祝いを惜しまなかった。
  • 毎日経済_カンヌ=パク・チャンヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-05-26 22:27:46




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