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BTSのBigHitエンター「ユニコーン」企業に

企業価値2兆ウォン以上と推定 

防弾少年団(BTS)の所属事務所ビッグヒットエンターテインメント(以下、ビッグヒット)の企業価値がユニコーン企業の隊列に上ったという分析が出た。 BTSは英ウェンブリー・スタジアムで公演するなど、世界の舞台でKポップの新しい歴史を書いているからだ。

現代経済研究院は6日の「防弾少年団の成功要因の分析と活用方策」レポートで、昨年の時点でBTSの企画社ビッグヒットエンターの企業価値は1兆2800億~2兆2800億ウォンと評価されると明らかにした。昨年の年平均為替レートを適用してドルに換算すると11億6000万~20億7000万ドルだった。

企業価値が10億ドル以上の非上場ベンチャー企業を「ユニコーン」と呼ぶ、ビッグヒットがユニコーンの水準にあると見たわけだ。ビッグヒットエンターの昨年の売上げと営業利益は、それぞれ2142億ウォンと641億ウォンだった。現代経済研究院はビッグヒットエンターの価値は、目に見える売上げと営業利益をはるかに超えると見た。

BTSは去る1日に9万席規模の英ウェンブリー・スタジアムで公演するなど、これまでの6年間に世界18カ国で公演を行ってきた。今年発売したアルバム『Map of the Soul : Persona』も5月末の時点で323万枚が売れた。 YouTubeとTwitterをはじめとするソーシャルネットワークサービス(SNS)でも爆発的な人気を享受しているが、目に見えない無形の価値はさらに大きいと判断したわけだ。

報告書では、BTSが好調な背景に加え、まずメンバーらがアルバムのテーマ選定から作詞・作曲、プロデュースに直接参加するうえに、個々人の自律性が保障されていることからコンテンツの競争力が高いという点をあげた。また、1980年代初頭から2000年代初頭に生まれたミレニオル世代が、SNSを通じてBTSのコンテンツを共有することも人気の拡散に影響を及ぼした。

現代経済研究院は、BTSの成功は他の国内企業に新たなビジネスチャンスを開いてくれると見ている。チョン・ミン現代経済研究院研究委員は、「BTSの成功は旅行をはじめとするサービス産業や化粧品、衣類などの消費財業界に肯定的な影響を与える可能性もある」とし、「ファン層が厚くて地域分布が多様なだけに、企業が新たなビジネスチャンスを得ることができる」と述べた。
  • 毎日経済_キム・ヨンジュ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-06-06 17:39:21




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