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KCON、マディソン・スクエア・ガーデンを揺らす


  • KCON、マディソン・スクエア・ガーデンを揺らす
  • 6日(現地時間)、「夢の舞台」と呼ばれるニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われた「KCON」に、
    数多くのKポップファンが集まって歓呼している。 写真提供=CJ ENM



「韓流が世界の首都ニューヨークの心臓部を襲っている」。

6~7日(現地時間)、米国ニューヨーク市マンハッタンにあるマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)とジェイコブ・K.ジャヴィッツ会議センターが韓流熱風に揺れた。「世界で最も有名な会場」とされるMSGはKポップの公演で、ニューヨークの代表展示場であるジャヴィッツコンベンションセンターはKフードとKビューティーやKファッションなどのKライフスタイルで熱狂のるつぼに陥った。 CJ ENM(代表ホ・ミンフェ)が主催した世界最大規模のKカルチャーフェスティバルである「KCON」の変化した位相を確認できる場だった。

マイケル・ジャクソンやマドンナなどの有名アーティストたちが立った「夢の舞台」で通じるMSGで、Kポップアーティストの歌と踊りにつきしたがうファンの歓呼が延々と続いた。 2時間30分ほど行われたステージで、休むこともなく楽しくダンスを踊る熱狂的なファンを容易に見つけることができた。

ジャヴィッツセンターでは、キンバプ(のり巻き)作りや韓服を着るなどKライフスタイルを体験してみるために数多くの人波が集まり、主要なブースごとに長い行列が形成された。イベント主催側のCJ ENMによると、二日間のKCONコンベンションに訪れた観覧客は約5万5000人に達した。

KCONは韓流のグローバル化を目指し、CJ ENMが2012年から北米と中東や欧州、中南米・アジアなどで毎年開催するイベントだ。「韓国文化を輸出したい」という趣旨で、世界を回って進めるイベントと言える。

今回の「KCONニューヨーク」には特別な意味がある。KCONが米国東部に進出したのは2015年で、これまではニュージャージー州ニューアークのプルデンシャルセンターでイベントが行われたが、今年はマンハッタンを代表するMSGおよびジャヴィッツセンターでイベントが開催されたからだ。それだけKCONの位相が高くなったという話だ。CJアメリカのイ・サンフン代表は「2012年に西アーバインで始めて今年で8年目だが、マンハッタンの中心部に進出したという点で意味が大きい」と述べた。

米国メディアでもKCONがマンハッタンを代表する「ランドマーク」で開かれたことに非常な関心を示した。

ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)はイベントを控えた5日、防弾少年団(BTS)とBLACK PINKなどを取り上げながら、「ここ数年、Kポップは米国の主流に上がった」と報道した。特にWSJはKCON観客の58%が非アジアという点に注目し、なぜ彼らがKポップに熱狂していることについてのインタビューを掲載した。他にもNBCやABC、CBS、FOX5などの現地放送でも特集報道を行った。

二日間のステージには計11チームが出演した。 6日はNU'EST(ニューイースト)、THE BOYZ(ザボーイズ)、IZ*ONE(アイズワン)、ATEEZ(エイティーズ)、Tomorrow X Together(トゥモロー・バイ・トゥゲザー)、7日にはVERIVERY(ベリーベリー)、Seventeen(セブンティーン)、(G)I-DLE(ヨジャアイドル)、SF9(エスエフナイン)、AB6IX(エービーシックス)、fromis_9(プロミスナイン)などが出演した。

特に世界的なスターとして位置づけられたBTSが2014年「新人アーティスト」としてKCONのステージに立って米国市場に進出したように、ザボーイズ、ベリーベリー、アイズワン、エービーシックス、トゥモローバイトゥゲザーなどのデビュー1年目の新人たちも、情熱的な公演で米国初のステージを成功裏に飾った。

ビルボードK-POPコラムニストのジェフ・ベンジャミン氏は、「韓流の影響について調べるときにKポップのアルバム販売量、海外公演の数値とともに注意深く確認する指標がまさにKCON」だと述べた。

Kポップコンサートとともに開催される「Kカルチャーコンベンション」にも数多くの人波が集まった。韓流ファンを攻略するために、グローバル企業と国内企業72社が参加した。各企業は会場で新製品の展示と試食や体験コーナーを運営し、インフルエンザーを活用して観客との疎通を強化するなど、忠誠心の高い若い顧客を引き付けるためのさまざまなイベントを運営した。

KCONを総括するシン・ヒョングァンCJ ENM音楽コンテンツ本部長は、「KCONが世界の多くの地域で韓流の代表イベントとして定着できた秘訣は、継続的に米国などのメインストリーム市場の扉をノックして挑戦し、変化する韓流消費層の特性に合わせてイベントを企画して発展させてきたから」とし、「グローバル市場への進出が容易ではない有能な国内アーティスト、企業と一緒に新たなKカルチャートレンドを提示していく」と述べた。

CJ ENMは来月の15~18日には米ロサンゼルス(LA)のステープルズセンターとLAコンベンションセンターで「KCON LA」を開催し、米国内の熱い韓流ブームを続けていく計画だ。
  • 毎日経済_ニューヨーク=チャン・ヨンスン特派員 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-07-08 21:04:17




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