トップ > コリアナウ > 社会 > 日本車、韓国で販売量が急減…このひと月で32%ダウン

日本車、韓国で販売量が急減…このひと月で32%ダウン


  • 日本車、韓国で販売量が急減…このひと月で32%ダウン
  • 急減した日本車の販売量


今年の上半期(1~6月)に韓国市場で史上最大の販売実績を収めたトヨタ、ホンダ、日産など日本車ブランドは、先月の販売台数が急落した。

先月初め、日本が韓国に対する半導体素材の輸出規制に入ったと同時に、輸出優遇国「ホワイトリスト」から除外すると明らかにしたことで不買運動が行われたためだ。日本が今月初めに韓国をホワイトリストから除外する2次経済報復措置を実行したことで反日感情が高まっており、日本車の国内販売は当分のあいだ弱気を免れない見通しだ。

5日、韓国輸入自動車協会が発表した「7月輸入車登録資料」によると、先月の日本車の国内販売台数は2674台で、昨年同月(3229台)と比べて17.2%減少した。

まさに前月の6月の販売実績(3946台)と比較すると、日本車の先月の国内販売の減少幅は32.2%にのぼる。日本車は今年上半期に2万3482台が売れ、国内市場で上半期ベースで過去最大の販売実績を上げた。総販売輸入車の中で21.5%を占め、2010年以来で初めてシェア20%も突破した。日本ブランドの品質に対する信頼が高いうえに、特に環境に配慮したハイブリッド車(HEV)では日本車が強みを持っているからだという分析だ。

このことから昨年10月以降、日本車の月間販売台数は3000台の下には落ちなかった。日本車の販売台数が3000台を超えなかったのは、昨年9月以降で10ヶ月ぶりだ。同時に、先月の販売台数は2017年2月に2704台を記録した後、最も少ない数字だ。日本車不買運動が効果を如実に表しているという意味だ。

日本ブランドではニッサンの、前年同月比での販売減少幅が最も大きいことが分かった。日産は昨年7月に351台を販売したが、今年は228台にとどまった。 1年ぶりに月の販売台数が35%急減したわけだ。ホンダも不買運動の影響を大きく受けた。ホンダの今年7月の販売量は468台で、昨年7月に記録した704台と比較して33.5%減少した。

トヨタは昨年7月は1270台を国内市場に販売したが、今年は865台しか売れなかった。前年同月比での販売減少率は31.9%にのぼる。 6月の販売台数(1384台)と比較すると、7月の販売量は37.5%急減した。

トヨタの高級ブランドであるレクサスは先月982台を販売し、昨年の同じ期間(741台)よりも販売量はむしろ32.5%増加して目を引いた。6月の販売量(1302台)と比較すると7月の販売は24.6%の減少で、上半期までは良かった雰囲気が下半期に急激に悪くなったという点を明確に示した。自動車業界では日本ブランドの8月以降の販売状況も、しばらくは改善されないだろうと予想している。

日本が今月初めにホワイトリストから韓国を除外したことによって韓・日間の経済戦争が本格化し、両国間の対立が長期化する可能性が高いからだ。

今年に入って熱かった日本車の販売展開がくず折れながら、独・英・仏などのヨーロッパブランドは反射利益を得ていることが分かった。実際に今年に入って停滞したドイツ車の販売台数は先月に1万2006台を記録し、6月(1万746台)よりも11.7%増加した。イギリス車の販売台数も先月は1598台で、6月(1445台)より10.5%増加した。
  • 毎日経済_ムン・ヂウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-08-05 18:11:16




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア