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コリアナウ > 社会 > [アンケート] ロードレージ(あおり運転)は日常化された
「ロードレージ」(Road Rage)が何を意味するか知ってるか?
道路の上の怒り、乱暴な報復運転を意味する。
2000年に同じ題名の映画も公開された。シドニー・J・フューリー監督がメガホンを取ったこの映画の原題は『A Friday Night Date』だが、韓国では『ロードレージ』という題名で上映された。
恋人たちのケンカに割り込んで、女を家まで送ってあげようとした男の善意(?)が、高速道路で報復を受けることになる。黒いトラックに乗った運転者を怒らせて報復を受けた後、たいしたことじゃないと軽く考えていたが、状況は険しくなっていく。正体が分からない黒いトラックの追撃はしつこく続いて…
追撃はしつこく続いて…
韓国でロードレージは深刻な社会問題として浮び上がっている。
市場調査専門企業、エムブレイントレンドモニターのアンケート調査でも回答者の10人中7人がロードレージを見たり、直接経験したと回答した。全国の成人男女1000人を対象にしたこの調査の結果は乱暴運転、報復運転が日常化されてしまったことを教えてくれる。
特にロードレージを目撃したという回答が、2015年同じ調査の66.2%から今年は72.6%に増加して道路が戦場に変わっている状況だ。自分のことは安全運転をして(79.7%)、運転をしながら礼儀を守る(85.7%)と高く評価しながらもロードレージが日常化された現実をどのように受け入れればいいのだろうか?
この調査で全体回答者の43.9%が報復および威嚇運転をされたことがあると答えたし、運転中に悪口を聞いた経験も46.1%に達した。これとは反対に他の誰かに報復および威嚇運転をしたことがあると告白した回答者も16.2%で少なくなかった。
なぜ報復運転をするのだろうか?腹が立つからだ。 運転をしながら報復運転をしたいと誘惑される程、腹が立つことに対して回答者の58.9%が方向指示器などをつけないで予告せずにいきなり割り込んでくる時を挙げる。複雑な道路で信号が変わった時、前の車が遅れて出発したり(26.3%)ゆっくり運転する時(21.6%)も腹が立つ。
相手が申し訳ないと表現すれば、心が和らぐという回答者が88.4%に達するという事実を見ると、まだ幸いだ。
アメリカの市民団体はロードレージを回避する要領を教える。
-腹が立った運転者と目を合わせるな。
-腹が立った運転者の言葉と行動を相手にしようとするな。
-相手の運転者に謙虚に接しなさい。
-運転をしていて、イライラした場合は1から10まで数えろ。
-怒りを我慢できない状況でも直接対処せずに、自動車のナンバーを書いて警察に申告しなさい。
-運転中、職場や家に対する心配は忘れろ。
-他の運転者の運転習慣を直そうとするな。
そして最も重要な要領。
絶対に報復運転をしようとするな。