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韓「金融安定指数」…3年半ぶり「注意」段階に


  • 韓「金融安定指数」…3年半ぶり「注意」段階に
  • 金融安定指数の推移


韓国金融の安定に「赤信号」が灯った。米・中貿易紛争などで対外変動が拡大した中で企業業績が悪化して、家計貸出の延滞率も非銀行金融会社を中心に上昇に転換する動きが検出されているからだ。このことから韓国銀行は、国内の金融安定のリスクが高まっているという「注意警報」を発令した。

韓銀が26日に発刊した「9月金融安定状況」報告書によると、全体的な金融の安定状況を示す「金融安定指数(FSI)」が先月に8.3を記録し「注意段階」に進入した。

FSIが注意段階に入ったのは、中国の株式市場と原油価格が暴落した2016年2月(11.0)以来の3年6ヶ月ぶりだ。 FSIは0から100までの数値で表現されるが、100に近いほど不安定度が高い。大きく3段階に区分されるが、0~8は「安定段階」で8よりも大きい場合は「注意段階」、22よりも大きい場合は「危機段階」に区分する。報告書は「米・中貿易紛争と日本の対韓輸出規制など、対外環境の悪化による経済主体の心理萎縮と、資産市場の不確実性の増大でFSIが注意段階に入った」と評価した。

過去の事例を見ると、注意段階は韓国に深刻な影響を与える危機段階の「前兆」の役割を果たした。マクロ健全性が大きく悪化した事例のみを見たときはカード事態を除外し、外国為替危機とITバブル崩壊や金融危機などは注意段階が発生した。

韓銀金融安定局のシン・ヒョニョル安定総括チーム長は、「これまで注意段階を超えた事例が8回あったが、この中で通貨危機とITバブル崩壊に金融危機など、3回の危機につながったことがある」と説明した。特に家計負債のリスクが徐々に大きくなっているという点は、憂慮すべき大きな課題だ。実際に代表的脆弱としてあげられる自営業者・高齢者・地方経済から警告灯が点灯している。
  • 毎日経済_チェ・スンジン記者/キム・ヨンジュ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-09-26 18:01:05




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