「偽物韓流」にご用心!…アジアに拡散


  • MUMUSO商品のハングル説明


先月30日(現地時間)に訪れたハノイのチャンティエン56番街のMUMUSO(ムムソ)店。ここは手頃な価格で生活必需品やおもちゃ、人形や化粧品を売る雑貨店だ。「ハノイの明洞」と呼ばれホアンキエム湖を見下ろすハノイ最大の観光名所だ。

ここに位置するムムソの店舗は、一見して間違いなく韓国の店だ。エメラルド色がかった店の看板には「無限生活」というハングルが鮮明だ。

ムムソ(MUMUSO)看板のアルファベット「O」の中には韓国のインターネットアドレスを意味する「.KR」をゴマ粒のように書いて入れた。しかし、ここは上海所在の中国企業が作った「偽物韓流」店だ。店頭で会った20代前半の男性従業員に「ここは韓国の店舗か」と尋ねると、少しもためらうことなく「そうだ」という回答が帰ってくる。ベトナムを代表する大都市であるハノイとホーチミンに、ムムソ店舗のみで32ヶ所がある。

韓流ブームに乗って韓国の店舗であるかのように飾られた外国企業の「K偽物」店が世界各地で雨後の筍のように急速に広がっている。偽物の店は中国とベトナムやフィリピンをはじめとするアジア諸国はもちろん、豪州、トルコ、ロシア、南アフリカ、メキシコ、コロンビアなど全世界に広がっていることが分かった。


1日、国会産業通商資源中小ベンチャー企業委員会所属のキム・ギュファン自由韓国党議員が特許庁から受け取った「韓流に便乗した外資系企業の現状」によると、5月末時点で世界の偽物韓流ショップは1499ヵ処に達することが分かった。これは政府が最初の現況調査を実施した昨年10月末の1194場所から7ヶ月ぶりで25.5%も増えた数値だ。

世界45カ国まで広がっていった偽物韓流ショップは、ほとんど中国企業が運営している。しかし韓国製品の模倣品を販売し、韓国商品に対する歪曲された認識を植えつけて、韓国企業の輸出にも悪影響を及ぼしている。

「無窮生活」というハングル商標と韓国を意味する「Kr」ブランドにつけた`ムムソ `は昨年10月基準、中国とベトナムなど東南アジアを中心に246箇所であった店が、5月には、344の場所に39.9%も増加した。

ムムソは製品の包装に語法に合わないハングルを表記した商品や、韓国製品のキャラクターやデザインをそのままコピーした商品を堂々と販売している。ベトナム政府が韓国政府の要求で昨年7月にムムソを調査した結果、店頭で売っている製品の99.3%が中国産であり、韓国から輸入した製品はたったのひとつもなかった。やはり中国企業の「ilahui」は、最初から看板に「KOREA」を付けて韓国ブランドを標榜している。

事情がこうであるにもかかわらず、これを制裁する方法がないのが実情だ。ベトナムは現地政府が原産地表記違反などの理由をあげて昨年、ムムソに3億2250万ドン(約1650万ウォン)の罰金を課したが、それだけだった。「一回制裁」をあざ笑うかのように、いまだに「ずぶとい営業」に乗り出している。
  • 毎日経済_ベトナム=ホン・ジャンウォン特派員/ソウル=コ・ジェマン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-10-01 19:55:17