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韓・観光業界、日本のカジノ開場に危機感

2兆7600億ウォン流出か 

日本の複合リゾート(IR)がオープンすると、韓国の内・外国人カジノの顧客760万人とともに年間の資金2兆7600億ウォンが日本に流出するという指摘が出た。

韓国ホテル外食観光経営学会は最近開催された定期学術大会で、「周辺国のIR開発にともなう韓国産業の影響」をテーマに発表を行ったイ・チュンギ慶熙大観光学教授は、「旌善など韓国人の出入りするカジノの利用客だけでなく、外国人専用のカジノを訪問する外国人まで日本への流出が懸念される」とし、「航空と宿泊施設や飲食などの観光産業にも大きな打撃を与えるだろう」と警告した。

韓国には永宗島(ヨンジョンド)地域に「国産」のパラダイスシティ複合リゾートが運営中であり、近くには外資系のシーザーズとインスパイアグループなど2ヶ所が2021年と2022年のオープンを控えている。

日本政府は昨年、海外の観光客誘致のためのIR実施法案を可決し、外国人だけでなく日本国内人の入場まで可能なカジノを2024年から稼働する。国内だけでなく、シンガポールやマカオそしてフィリピンに旅行する観光客の相当部分を吸収するだろうという予測だ。済州島内の8つの外国人専用カジノも過度な規制により、競争力の確保に多くの困難を経験している。

イ・チュンギ教授は「ラスベガスのようなIRクラスタ構成など、集約化を行ってこそ成功できる」とし、「世界の流れに合わせて内・外国人に対するカジノ規制の緩和が必要だ」と指摘した。
  • 毎日経済_シン・イクス旅行専門記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-12-17 17:35:32




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