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韓「ミニ電気自動車」快走…新たな市場を開拓中


  • 韓「ミニ電気自動車」快走…新たな市場を開拓中

超小型の電気自動車が「未来の交通手段」として注目されている。 1人世帯が急増し、高齢化が激しくなり、エネルギーと空間を最小限に抑えることができる超小型モビリティが浮上している。

飲食店では配達バイクを小型電気自動車に置き換えようという動きが活発だ。村やいなか町などの小さなところでは、1~2人世帯の短距離移動用に適している。

このために一般的な2人乗りからバンやピックアップトラックまで、用途別に複数のモデルが発売された。超小型電気自動車は最高定格出力が15kW(キロワット)以下の長さ3.6メートルと幅1.5メートル、高さ2.0メートル以下の電気自動車を意味する。出荷価格は1400万~2200万ウォンだが、政府(420万~512万ウォン)と自治体の補助金(300万~600万ウォン)を受けると、500万~1000万ウォンで購入することができる。最高走行速度は時速80㎞で、走行距離は100キロメートル前後だ。安全のために、高速道路への進入は禁止されている。

消費者にはルノーサムスン自動車の「Twizy(トゥイージー)」がおなじみだが、マスター自動車、カムシス、デチャンモーターズ、セミシスコなどの中小企業も進出している。これらはトゥイージーの限界として議論された利便性装置を大幅に拡充し、1年めで市場シェアを50%にまで引き上げた。

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  • 国内電器ミニカー販売量


22日の韓国スマートモビリティ協会によると、今年(1月1日~12月9日)の超小型電気自動車の販売台数は前年(1950台)比42%増の2764台と集計された。このうちトゥイージーが1436台で、残りの1328台を各中小企業が販売した。メーカー別に、マスター自動車509台、セミシスコ419台、大腸モーターズ350台、カムシス50台が販売された。

中小企業の電気自動車の共通点は、トゥイージーにない冷暖房機能などの利便性装置を基本的に搭載したという点だ。これに加えて輸送需要までを考慮し、同一モデルを一般乗用車とバンやピックアップトラックなどのバージョンで出荷した。

マスター自動車は超小型電気自動車で頭角を表す、代表的な強小企業だ。車両整備と訪問修理などの自動車総合サービスを営んでいた同社は、昨年8月にマスター電気自動車を設立した。全国に1500のAS網を保有しており、中小企業製電気自動車の限界としてあげられた事後管理の問題を解決した。マスター自動車のチャン・ギボン代表は、「電気自動車を生産する中小企業の中で、全国単位のAS網を備えたところはマスター電気自動車が唯一だ」と説明した。

デチャンモーターズは2010年に設立された、環境にやさしい電気自動車の専門企業だ。ゴルフカートで事業を開始した。 2014年に「ヤクルト電動カート」を発売して有名になった。電動カートの成功を土台に、2017年に超小型電気自動車事業に飛び込んで、すでに3つのラインナップを有している。超小型電気自動車のほかに低速電気自動車(LSV)を海外に輸出するほど、電気自動車の分野での技術力に優れている。

初期市場は配達サービスを営む公共機関や企業が主導している。郵政事業本部は今年、1000台の超小型電気自動車を導入した。段階的に二輪車を電気自動車に置き換えて事故を減らし、微細粉塵低減に貢献するという計画だ。ミスターピザとBBQは一部の店で、バイクの代わりにトゥイージーで配達している。プルムワン青汁は、セミシスコのD2で試験出荷を行っている。
  • 毎日経済_パク・ウィミョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-12-22 19:53:27




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