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「新天地」新たに明らかになった感染経路

武漢信徒→釜山支派→テナム病院? 

新天地イエス教証拠帳幕聖殿(新天地)総会傘下の12の支派のうちの一つである「釜山ヤコブ支派」が中国・武漢の新天地信徒を管理したことがわかり、ここが新天地の僑人らのコロナ19集団感染の震源地ではないかという疑惑が起きている。 100人を超える集団感染が発生した慶尚北道清道郡のテナム病院葬儀場に釜山ヤコブ支派の信徒らが訪れたことが確認され、このような疑惑を裏付けている。

YouTubeチャンネルである「終末論事務所」は27日、釜山ヤコブ支派の説教録音記録を入手してその内容をメディアに公開した。録音記録によると釜山ヤコブ支派長は9日、新天地信徒たちを対象にした説教で「いま武漢肺炎じゃないか。そこが私たちの支教会があるところ」だとし、「中国はいま700人以上が死んだじゃないですか。確定者が3万人を超えたじゃないですか。その発祥地は私たち支教会があるところですよ」と、武漢に新天地教会があると明らかにした。

この人物は続けて、「しかし私たちの信徒は一人もかからなかった」と言うやいやな、信徒らは「アーメン」を叫んで歓呼と拍手を送った。これは新天地がこれまで武漢教会礼拝堂を閉鎖し、武漢には教会がないと主張したことと相反する。新天地は中国内のすべての教会と礼拝堂を2018年に閉鎖し、武漢の場合は同年6月に閉鎖してすべての会議や礼拝をオンラインにしたと述べている。

しかし終末論事務所が公開した新天地の海外布教現況資料によると、武漢信徒を管理したのは釜山ヤコブ支派だった。新天地総会は海外布教のために、国内の12の支派がそれぞれの国を分担して信徒を管理することが知られている。終末論事務所の資料によると、昨年3月の時点での武漢信徒は235人だ。

このように、釜山ヤコブ支派が武漢新天地信徒を管理したことが知られて、テナム病院とのつながりも新たに注目されている。釜山ヤコブ支派に所属する信徒らは、1月31日から2月2日までテナム病院葬儀場で開かれたイ・マニ新天地総会長の実兄の葬儀に出席したことが確認された。

葬儀場の芳名録には178人の名前が書かれているが、この芳名録には多数の釜山ヤコブ支派の信徒と新天地大邱教会の信徒などの署名が記載されている。新天地信徒らの動きを介して、武漢との密接な交流を行ってきた釜山ヤコブ支派の信徒らがテナム病院葬儀場を訪れて、集団感染の原因を提供することになったのではないかというものだ。コロナ19の震源地である中国武漢から釜山ヤコブ支派を経て、清道テナム病院と新天地大邱教会の間のつながりに続くことになる。政府もテナム病院葬儀場で入手した芳名録と閉鎖回路(CC)TVなどを分析して出入者を確認する一方で、出入国現況などを把握していることが分かった。

しかし新天地は武漢信徒を釜山ヤコブ支派で管理するという事実は認めながらも、自分たちとの関連性を強く否定した。新天地はまた、昨年12月から現在まで武漢の新天地信徒が韓国に入国したことはないと主張した。新天地は解明資料を通じて、「武漢地区にある新天地の聖徒らは韓国に入ってくることもなく、確認されたこともない」とし、「中国当局は今年の1月22日から武漢を封鎖措置し、武漢内に居住する人々はどの都市や外国にも移動することができない措置が強く施行された」と主張した。
  • 毎日経済_大邱=オ・ソンドク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-02-27 17:45:49




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