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ナチュラルエンドテック、女性ホルモン剤の独占販売…排他的特許権保有

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  • ナチュラルエンドテック、女性ホルモン剤の独占販売…排他的特許権保有
  • < ナチュラルエンドテック研究所のある研究院が女性ホルモン剤開発実験をしている >

「更年期女性、お姉さんと呼んで!」「更年期女性の必須品」「女心を揺すぶる」「国内を越え海外へ」

最近、各証券社が発表したナチュラルエンドテック関連報告書の題名だ。10月末、上場して以来約2か月間、23件の報告書があふれた。同じ期間、コスダック時価総額1~3位(セルトリオン、CJオーショッピング、パラダイス)会社の報告書は平均28件だ。公募価格が4万ウォンで出発した株価は7万9500ウォンへ2倍も飛んだ(12月11日終値基準)。ナチュラルエンドテックが最近どれほどホット(hot)な企業なのかをみせてくれる指標だ。

米国・韓国で女性ホルモン剤特許


ナチュラルエンドテックは、女性更年期症状に助けになる女性ホルモン剤をつくる会社だ。注目する点は国内3000億ウォン、世界2兆ウォン規模の女性ホルモン剤市場で、ナチュラルエンドテックが独占販売できる排他的特許権を保有したということ。

女性は35歳を超えると、女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少し、50歳前後には10分の1に減る。これにより顔面紅潮、神経過敏、うつ病など12種類の更年期症状が現れるが、これまで患者はヤマノイモ科植物である「升麻(スンマ)」や豆から抽出した植物性エストロゲンを服用してきた。しかし、これら健康食品は2~3種類の症状にだけ効果があり、一部の女性には肝損傷、膣出血などの副作用も起こした。

独占販売権で売上急成長


反面、ナチュラルエンドテックが開発した「白首烏など複合抽出物」は、12種類の更年期症状のうち10種類に効果があり、副作用もないことが確認された。去る2010年4月、食品医薬品安全処から個別認定と20年間独占販売できる用途特許を獲得した秘訣だ。よって国内業者が白首烏を利用した女性ホルモン剤を売る場合、必ずナチュラルエンドテックにライセンス費用を支払わなければならない。実際に東亜白首烏(東亜製薬)・ファエラッククィーン(正官圧)・皇后白首烏(チョノ食品)など、現在国内で販売されるほとんどの白首烏製品は全てナチュラルエンドテックで原料を購入し、製造したものだ。

特許のおかげでナチュラルエンドテックの売上は、急成長している。2010年52億ウォンから今年上半期367億ウォンへ7倍以上増え、今年全体の売上は800億ウォンに達するだろうというのが証券街の展望だ。ブランド認知度が低く、初期には主に他社へ原料を納品したが、昨年TVホームショッピング販売を通じ、自社ブランド商品が全体売上の65%まで上がった。営業利益も123億ウォンで利益率が33%に達する(上半期基準)。

ナチュラルエンドテックは、今後の実績がさらに期待される。世界の更年期疾患治療剤市場の40%に達する米国で、来年から本格的な売上が発生する予定であるため。去る2010年、米国食品医薬品安全局(FDA)から健康機能新素材(NDI)承認を受けたナチュラルエンドテックは、15社の現地業者と原料納品契約を結ぶなど、輸出に拍車をかけている。米国の次に大きな市場であるヨーロッパでは特許を出願中で、日本ではすでに特許を取得した。ヨーロッパと日本で早ければ2015年から売上が発生するものと展望される。ここへ、現在建設している利川工場が来年4月に完工すれば、直接生産量も2倍に増え、売上拡大に寄与するだろうという期待だ。

ナチュラルエンドテックのカン・ミンチョル財務チーム長は「2002年まで世界女性ホルモン剤市場は5兆ウォンに達したが、既存の製品の副作用が知られながら処方が急減し2兆ウォンに萎縮した。2兆ウォン市場は、女性ホルモン剤がなければだめな重症患者のもの」とし「海外進出が本格化されれば、10年間空白だった3兆ウォン市場を取り戻せるだろう」と強調した。KDB大宇証券アナリストのキム・ソンジェ氏は「既存の製品に比べてナチュラルエンドテックの競争力が優秀であり、海外流通チャネルと主要ヘルスケア企業の原料確保需要が増えている。来年の売上は1200億ウォンに達するだろう」と展望した。
  • 毎日経済エコノミー_ノ・スンウク記者 / 写真:リュ・ジュンヒ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2013-12-19 11:23:17




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