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インハ電機、騒音の心配のないファン分離型キッチンフードを開発


  • インハ電機、騒音の心配のないファン分離型キッチンフードを開発
  • < チョ・チョルフィ代表がファン分離型の厨房用フードを持って説明している >

厨房のガスレンジの上部に取り付けられたカバーをフード(hood)と言う。ところが、このフードの設計の良し悪しに応じて、熱気や臭いの漏れの程度に差が出る。しかし、フードを使用する場合の最大の問題は、本来の性能よりも「騒音」だ。実際、家庭の主婦を対象にフードを頻繁に使わない理由を聞いてみると「うるさいから」という回答が最も多い。

理由は簡単だ。フ ードの中で有害なガスを吸い込む役割をするファン(fan)が動作する過程で強力な騒音を作り出すからだ。そこで、インハ電機(代表:チョ・チョルフィ)は、フード内のファンを取り外して天井の内部やバルコニーに設置する新しい方法の厨房フードシステムを開発した。この製品は、厨房でフードをつけても静かであるという意味で「ゴヨファン(Goyofan、静かなファン)」と命名された。

富川テクノパークにあるインハ電機が韓国で初めて開発した、ゴヨファンは騒音がほとんどないにも関わらず、有害ガスを迅速に除去する利点を認められ、現在ポスコ建設が施工中の「九里葛梅 the#ナインヒルズ」など、8つのアパート(全9500世帯)に供給している。ゴヨファンの騒音発生値は平均42㏈にすぎず、人が感じる騒音の状態は、既存フードに比べて2~4倍小さい。食品調理時に有害ガスをどのように迅速に取り除くかを示す排気風量(韓国産業技術試験院の試験結果)もゴヨファンは最高430cmh(㎥/hr)で、既存フード(230cmh)より2倍ほど優秀だ。消費電力(W)も、平均15Wで既存製品よりも3倍も少ない。

チョ・チョルフィ代表は「エネルギー消費が少なく、速度調節が可能なDCモーター(Brushless DC Motor)を採用して騒音は低減し、排気風量は上げ、エネルギー使用量は下げた」とし「これを可能にするファン回路設計技術が重要な特許技術」と強調した。続いて「ファンのサイズを減らして厨房やバルコニーの構造に関係なく適用することができる」とし「ファンモーターがフードの中に設置されていないため、菌の塊が落ちる可能性もはるかに減る」と語った。ゴヨファンの価格はセット当り35万ウォン水準で、既存製品と同じくらいだ。
  • 毎日経済_ミン・ソッキ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-27 17:06:27




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