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「難妊診断者」2万人増加、「子供が欲しくても妊娠しない」…なぜ?


  • 「難妊診断者」2万人増加、「子供が欲しくても妊娠しない」…なぜ?
子供を欲しくても妊娠しない難妊夫婦が増えている。

保健福祉部が発表した資料によると、2009年に17万7000人だった難妊診断者は、2013年に20万1000人に5年間で2万4000人(14%)も増加した。難妊診断がふえているのは、結婚年齢が遅れた晩婚トレンドと関連が深い。実際に、2013年基準で、ソウル市居住の女性の初婚年齢が30.4歳になり、第1子を産む平均初産年齢も31.5歳まで遅れた。周辺だけ見渡しても、30代半ばにさしかかっているゴールドミスを容易に見つけることができる点を考慮すると、晩婚による難妊問題は今後さらに深刻になるものと見られる。

女性の卵子は30代半ばを境に40代以降からは妊娠の可能性が急激に落ちる。最近、米国カリフォルニア大学の不妊クリニックは、卵子の老化のより43歳の女性の妊娠成功率が37歳の女性より何と10倍も落ちるという研究結果を出したりもした。もちろん、妊娠と出産に医学技術の助けを得ることはできるだろう。まだ若い時に卵子を冷凍しておくこともでき、スウェーデンでは子宮がない女性が60代女性の健康な子宮を移植を受けた後、受精卵を着床して子供を無事に出産したりもした。

しかし、健康な赤ちゃんを容易に妊娠して出産するには、なるべく30代の半ばまでに妊娠するように努力するのが良い。もちろん、結婚が遅れて妊娠できないかもと漠然と不安に思う必要はない。身体年齢を健康に維持するための努力をはらうならばの話だ。大韓産婦人科医師会の子宮頸がん研究会の関係者は、「30代以降の結婚が一般化された最近は、結婚前であっても自身の健康お妊娠能力を管理するために子宮の健康などに関心を持つことが必要だ」とし、「高齢妊娠が一般化され、以前とは異なり、婚前、妊娠前でも子宮頸がんの治療を受ける女性を実際に見ることができる」と述べた。

子宮頸がんを予防するためには、性関係が始まる前の10代に子宮頸がんワクチン接種を事前に受けておいたほうが良く、10代の時に子宮頸がんワクチン接種をできない女性は、性経験に関係なく、できるだけ早く子宮頸がんワクチン接種をしておいた方が良い。また、性経験がある満20歳以上の女性は、少なくとも1年に1度、定期的な子宮頸がん検診を必ず受けるようにする。

しかし、最も大きな問題は、食事療法や運動でスタイル管理など、健康に感心が多い若い女性達も子宮疾患や生理トラブルなどについての常識など、女性として自身の体に対する認識はまだ概して低い方だということだ。これは、未婚女性の産婦人科検診忌避、各種子宮疾患の進行、難妊と不妊手術の順につながる悪循環が起こることがある。

したがって、未婚女性も心的負担なしに安定的に産婦人科を訪問して検診することができる社会的雰囲気が造成されることが重要であり、女性達も若いといって油断せず、女性としての自身の体にもう少し関心を持って、1年に1回程度は産婦人科の定期健診を自ら受ける生活習慣が必要だ。
  • シックニュース_イム・ソヨン記者/写真=photopark.com | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-11-20 13:42:21




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