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夏の花壇を飾るナスタチウムの意外な効果…血液循環、風邪、殺菌作用


  • 夏の花壇を飾るナスタチウムの意外な効果…血液循環、風邪、殺菌作用
ナスタチウム(和名:キンレンカ)の特徴にネチズンの関心が集まっている。

ナスタチウムは夏の花壇を飾る一年草で異国的な雰囲気を出しながらオレンジや赤い花を咲かせる。韓国では『ハンリョンファ』と呼ばれるこの花はメキシコと南米原産で多年生植物だが園芸では一年生植物に扱う。

葉はほぼ丸い形をしており、長い葉柄の先に盾のように付いている。9つ前後の脈が四方に広がり葉脈の先端が多少窪んでいることが特徴だ。ナスタチウムの花は6月に咲き、葉脇から1つのの花を付ける。がくの部分と花びらは5つずつで、がくの下の部分は合わさる。花はオレンジ、赤、クリーム、黄色などでいくつかの色が混ざっているものもある。ヨーロッパでは勝戦花として鉢植えと花壇に植える。

ナスタチウムは壊血病、風邪、神経痛に良く、血液循環、強壮作用、殺菌作用の効果がある。取り出した汁は咳、風邪、生殖器および尿疾患を治療する。抗生作用のあるナスタチウムは、特に気管支や泌尿器系から直接的な抗生作用をする。しかし、茶として単独で服用はせず、特に気管支炎や尿道炎を治療するブレンド茶の材料として使用される。

ナスタチウムはスペイン征服者がペルーのインカ人から金と共にヨーロッパに持ってきた宝の中のひとつだった。ナスタチウムという言葉はnasus tortusから由来するが、『鼻をふさぐ』という意味を持っている。その理由は花からコショウのような辛い匂いが出るためだ。それにもよらず、ナスタチウムの種が壊血病に非常に効果があるため16世紀と17世紀のイギリスでは非常に貴重な宝物とされていた。

ナスタチウムについて伝えられている物語の中のひとつはナスタチウムがトロイの戦士たちが流した血から生まれたというものだ。ナスタチウムの花言葉は『愛国』を象徴する。韓国では蓮の葉に似ており、水で咲くとしてハンリョンファと呼び、日本では黄金の花が咲く蓮の葉に似ていると『キンレンカ』と呼ぶ。
  • MBN/写真=ネイバー | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-15 08:15:00




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