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イノティウム、「金を稼ぐマルウェア」を防ぐ技術を開発

www.innotium.com 

データのセキュリティと災害復旧専門会社であるイノティウム(innotium)は、アンチ・ランサムウェア(Anti-Ransomware)技術であるアリト(ARIT)を独自開発して供給に乗り出したと10日明らかにした。

ランサムウェア(Ransomware)は、ユーザーのPCやスマートフォンに浸透してユーザーのファイルを暗号化した後、金銭を要求する新種のマルウェアで「金を稼ぐウイルス」と呼ばれる。今年1月だけで、いくつかの自治体、公共機関、一般企業、外資系企業などのPCとスマートフォンがこのランサムウェアに感染して多くの被害が発生した。ランサムウェアはウイルスなど、既存のセキュリティプログラムだけでは解決不可能だ。

イノティウムの技術は、外部搬出ドキュメントを追跡管理する独自技術である「nPouch」のデータセキュリティ技術とオールインワンデータ管理技術である「LIZARD Cloud」のデータバックアップ技術のクロスプラットフォームを基盤として開発された。

アリト技術の特徴は、データセキュリティ技術基盤のファイル別カプセル化と仮想セキュリティ領域の生成でデータを保護して、データバックアップ技術基盤でリアルタイムのバックアップとファイル別履歴管理を行うということだ。また、ネットワークやFTP通信プロトコルを支援してランサムウェアのアプローチを基本的に遮断して、ユーザーのデータを保護する。

イノティウムのイ・ヒョンテク代表は「ランサムウェアは、これまでに作られたマルウェアの中で唯一『金になるウイルス』であるため、その拡散速度はさらに早まり、多様な変種形態で進化するだろう」とし「これを解決するためには、クロスプラットフォーム基盤の革新的な方法で対応しなければならないが、これがイノティウムのアリト技術」と強調した。
  • 毎経ドットコム_コ・ドゥクグヮン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-02-10 14:14:40




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