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米国研究陣、わずか数分で製造できる3Dプリンタを開発


これまでに開発された3Dプリンタの中で速度が最も速く、製品の完成度も高い3Dプリンタが開発された。米国の3Dプリンタメーカーのカーボン3D(carbon3D)社と米ノースカロライナ州州立大学化学科の共同研究陣は、3Dプリンタの短所である速度と、製品に生じる継ぎ目をなくすことができる新技術を開発したと明らかにした。研究結果は16日(現地時間)、カナダで開かれた「テッド(Ted)」で公開された。科学ジャーナルの「サイエンス」誌17日付けにも掲載された。

既存の3Dプリンタの場合、手のひらほどの製品でも製造するためには1~2時間程度の長い時間が所要された。材料として使用する液体ポリマー(液体ゴム)に紫外線を当てた後、空気中に噴出ながら製品を作るために、射出部分が固まる時間が必要だ。

今回開発された3Dプリンタは、液体ゴム内で紫外線と酸素を露出させて作る方法だ。さながら機械が連続的に餅を細長く抜き出すのと同じ原理だ。

カーボン3D社のジョゼフ・デシモンCEOは、「わずか数分で望む形状を製作し、既存の3Dプリンタよりも25~100倍以上速くなった」とし、「薄い材料や生体組織、セラミックなど、多様な材料を使用することができるだけに、多くの産業に活用されるだろう」と期待感を示した。
  • 毎日経済_ウォン・ホソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-17 17:55:25




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