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テクノロジー > IT・科学 > KAISTオ・ジュンホ教授が開発した「ヒューボ」、世界災害ロボット大会で1位
< オ・ジュンホ教授 >
韓国ヒューマノイド(人間型)ロボットのプライド「ヒューボ(Hubo)」は、世界の災害ロボット大会で1位を占める気炎を吐いた。ヒューボは5日(現地時間)から二日間、米国カリフォルニア州ポモナ市で開かれた米国国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)による「DARPAロボティクスチャレンジ(DRC)」で、米国や日本などのロボット強国を抜いて1位に上がった。 2位は米フロリダ大の人間機械研究所(IHMC)の「ランニングマン」が、3位は米カーネギーメロン大の「タルタンレスキュー」が獲得した。
ヒューボは今回の優勝で200万ドル(22億ウォン)の賞金とともに、世界最高の災害ロボットという栄誉を手にした。
2011年の福島原子力発電所の事故以来、DARPAは人間が接近できない災難・災害現場でロボットを活用するための可能性を確認するためにDRCを開いてきた。今回の大会には、米マサチューセッツ工科大学(MIT)とカーネギーメロン大、日本の産業技術研究所など、2013年に開かれた予選を通過した24チームが参加して実力を競った。
ヒューボは6日に行われた競技で、ドアを開けてバルブをロックするなど、8つの課題を44分28秒ですべて実行して1位を得た。
ヒューボを開発したKAISTのオ・ジュンホ機械工学科教授はこの日の電話インタビューで、「一緒に苦労した学生に感謝の言葉を伝えたい」とし、「準備のために大変な時期を送ったが、結実を得たようでとてもうれしい」と語った。
ヒューボの優勝をきっかけに、韓国のロボット産業をより戦略的かつ体系的に育成しなければならないという声が出ている。
また、ヒューボの善戦に酔って「ロボットコリア」の未来を楽観するよりは、韓国ロボット産業の現状を正確に把握し、大企業の積極的な投資と核心部品の国産化、ロボット人材の育成など、ロボット産業のインフラを構築しなければならないという声が高い。
オ教授は「今回の大会は完成ではなく、ロボットの発展過程を見せたもの」とし、「優勝は始まりであるだけで、今よりもさらに完璧なロボットを作っていく」と明らかにした。