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新ビッグデータ分析システム開発に成功…70倍の速さで分析する


韓国科学技術情報研究院(KISTI)は16日、既存の商用ビッグデータ分析プラットフォームより約70倍速い多次元ビッグデータ分析技術の開発に成功したと明らかにした。

今回、開発したビッグデータ分析システムである「トゥピックス(TuPiX / Turning Pixels into Knowledge and Science)」は、クラスターのようなビッグデータ処理環境でデータ処理および分析にかかる時間を大幅に減らした。データ保存および計算方式の変化を通して大容量データを並列分散処理する時に発生する原形データの全処理、読み込み、再構成過程なしにすぐにデータにアクセスする方法をとる。

トゥピックスのもう1つの利点は、環境設定で簡単に必要なだけのコンピューティングノードを追加および連動できるということだ。高価なコンピューティング・サポートだけでなく、大衆的なパーソナルコンピュータ(PC)レベルの仕様でも、クラスターを構成でき、高性能ハードウェアを導入することが難しい小規模組織の場合、インフラ構築コストを大幅に削減できる。

KISTIは今回、韓国海洋科学技術院と極地研究所に衛星映像および海洋研究に必要とされる機関の特性を考慮して、カスタマイズ分析および可視化機能を追加したトゥピックス・オーシャン・カラー(TuPiX Ocean Color)システムを無償で技術移転した。これまで韓国海洋科学技術院と極地研究所の研究者は、データ処理と分析技術の限界で長期間の高解像度データを分析することに限界があった。 KISTIは「今回の技術移転を通じて研究機関、観測範囲、解像度およびデータ規模に大きな制約なく、研究を遂行できるようになるだろう」と期待した。KISTI科学データ技術研究室長のパク・ギョンソク氏は「データ検索および管理に必要なコストと時間を大幅に削減でき、研究の生産性とビッグデータの分析および管理の効率性の向上に寄与するだろう」とし、「ビッグデータプラットフォームの拡散および融合研究の活性化のためにトゥピックスを基盤とした機関別特化システムを継続的に提供していく計画だ」と伝えた。
  • 毎日経済 ウォン・ホソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-05-16 12:25:49




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