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小児青少年のビタミンD欠乏症、くる病・骨軟化症などを引き起こす

青少年のビタミンD欠乏深刻...骨に悪影響 

  • 小児青少年のビタミンD欠乏症、くる病・骨軟化症などを引き起こす
小児青少年はビタミンDが不足すると成長障害・骨軟化症・骨折などを患うことがある。したがって、太陽の光を時々浴びてビタミンDが含まれた食べ物を十分に摂取するのが良い。

ビタミンDはカルシウムの吸収を増加させ、骨の成長と骨量蓄積を助ける機能をする。特に青少年期には急激に骨が育ち骨量が蓄積される次期であるだけに、ビタミンDを十分に供給しなければならない。しかし、韓国の小児青少年の10人中1人以上(13.4%)で深刻なビタミンD欠乏の症状が現れ、注意が要求される。特に冬場に高い有病率を示し、まもなく近づく冬になる前に子供の血清ビタミンD濃度をチェックしてみることが必要だ。

仁済大サンゲペク病院小児青少年教授チームが2008~2009年、国民健康栄養調査に参加した満10才から18才の青少年2062人の血清ビタミンD濃度を分析した結果、正常範囲(25ng/㎖)より低い17.7ng/ml(男18.4ng/ml、女17.0ng/ml)だった。20ng/ml未満を欠乏症基準値で見ると、全体の青少年のうち78%がビタミンD欠乏に該当した。11ng/mlに至らない深刻なビタミンD欠乏症を示した比重も全体青少年のうち13.4%だった。

特に小学生の有病率(男4.4%、女7.8%)に比べ中学生 (男12.8%、女15.6%)と高校生(男19.6%、女25.4%)で年齢が高まるほど高い有病率を見せた。女子高生は10人中4人以上がビタミンD欠乏症で最も深刻だと分析された。ビタミンDは主に太陽の光の紫外線Bによって皮膚で合成されるが、韓国の青少年は昼間に太陽の光に露出する時間が非常に少ないことが欠乏の原因として指摘されている。

パク・ミジョン教授は「小児青少年期のビタミンD欠乏症は、くる病・骨軟化症・成長障害・骨折などを引き起こすことがある」とし、「学生が昼休みに15分程度でも太陽の光にあたってビタミンDを強化した牛乳や干し椎茸などを十分に摂取し、時々、鮭・ニシン・イワシなど魚を食べるのが良い」と助言した。
  • イ・ビョンムン医療専門記者/写真_仁済大ソウル白病院
  • 入力 2012-11-16 17:04:38




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