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夏の運動、汗の排出が過度だと水分不足で脱水症

水を飲むのと痩せることは関係がない 

ジョギングとサイクリング、ヘルスをして汗を流し、減らした体重を見れば一生懸命運動をしたという考えを持ちやすい。しかし過度な汗は体内の水分と電解質のバランスを壊し、脱水症状をもたらす。健康のための運動がかえって健康を害することがあるという話だ。脱水症は過度な業務や長時間の運動で水分の摂取が不足すると現れる。

特に、汗をたくさん流す蒸し暑い夏に運動をしたが、水分を十分に飲んでいない場合、通常脱水症が発生する。運動中に喉が乾いたらすでに脱水症状が始まっているものとみられるが、これは体重の約2%の水分が抜け出たことを意味する。

水分がすぐに供給されなければ、運動の逆効果を呼び起こすことになるが、3~4%の水分が失われると、運動遂行能力が急激に落ちて吐き気を感じるようになる。また、5~6%の脱水状態では体温調節能力が喪失され、脈拍と呼吸数が増加する。8~9%まで脱水が進むと、めまいおよび無力感に陥ることになり、脱水がさらに悪化すると死亡に至ることもある。私たちの体は汗の排出が過度になると、皮膚に供給される血流を減少させ、汗の排出を減らす。しかし、適切な水分供給をせずに運動を継続すると、再び体温が上がり汗の排出が増えるという悪循環が起こる。

運動は汗を伴い、特に夏には汗をたくさん流すことになるため、運動中の脱水症状を防ぐために水分摂取を躊躇してはならない。客観的な脱水症と主観的に感じる喉の渇きが互いに一致しないということが問題なのに、喉がたくさん乾かなくても脱水が激しいこともある。よって運動をする時は喉の渇きがどうかに関わらず、十分な量の水を飲むのが良い。

水は運動の2時間前に500~600㎖を飲み、運動15分前に500㎖を再び摂取する

運動中は10~15分ごとに120〜150㎖の水を飲むと、少なくとも脱水量の50%は補充可能だ。また、体重を減らすためにわざと水を飲まない人がいるが、水を飲むことと痩せることは関係がない。
  • 毎日経済_イ・ビョンムン 医療専門記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-06-24 15:41:02




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