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自律走行車が5年後には日常になるだろう


「ディープマインドアルファ碁を作ったNVIDIAが、今や自律走行車の時代を開くことになるだろう」

イ・ヨンドクNVIDIAコリア代表(52)は21日、毎日経済とインタビューをしながら自律走行車が現実化しながら、ソフトウェアの重要性が高まっているとし、このように明らかにした。イ代表は、「自律走行車でハードウェアプラットフォームの割合は10%に過ぎない」とし、「自律走行車の開発の主導権を今後、NVIDIAのようなソフトウェア会社が握るだろう」と伝えた。NVIDIAは現在、自律走行車に搭載されて大量データを処理するプロセッサ「ドライブPX2」を生産している。アウディ、ボルボ、ベンツなどの高級自動車ブランドはもちろん、電気自動車メーカーのテスラにも供給している。国内のSKテレコムとも自律走行車のネットワークプラットフォームを共同開発している。イ代表は、「NVIDIAは、自動車が自ら判断して動く完全な自律走行車を作ることが目標だ」とし、「各種規制の問題だけが解決すれば、5年以内に自律走行車が商用化されるだろう」と予想した。NVIDIAは1月に米ラスベガスで開催されたCES2017で、自律走行車「BB8」で試乗イベントを開いて注目を浴びた。イ代表は、「強力なコンピューティングプロセッサを通じて、カメラ8台で自律走行が可能だ」と説明した。

自律走行車と一緒に、NVIDIAのコアビジネスに浮上した分野が人工知能(AI)だ。イ代表は、「現在、全世界の人工知能開発者の75%が、NVIDIAのAIプロセッサである『テスラ』を使用している」とし、「人工知能と自律走行車の核心であるプロセッサ市場で、NVIDIAが独走している」と強調した。イ代表は、「アルファ碁とイ・セドル九段の対決以降、囲碁棋士たちがアルファ碁の棋譜を学んでおり、与えられたデータを処理するレベルを超え、推論が可能なレベルに進化した」と説明した。彼は、「人工知能市場は10年後、600兆ウォンに大きくなるだろう」と予想した。NVIDIAは、AIプラットフォームとして活用されるスーパーコンピュータ「DGX-1」を生産している。ディープラーニング、マシンラーニングのための膨大なデータ処理に使用されている。

1993年に設立されたNVIDIAは、1999年にGPUと呼ばれるグラフィックスチップを開発し、ゲーム産業に革命的な変化をもたらした企業だ。最近では、GPU技術をベースにディープラーニング、マシンラーニングなどを結合し、人工知能企業として急成長している。現在、自律走行車をはじめ、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、クラウドなどに領域を拡大している。昨年の売上高は69億1000万ドル(約7兆9400億ウォン)で、1年間で38%も増加した。NVIDIAが4次産業革命のコア分野である人工知能と自律走行車の強者として浮上したのは、毎年研究開発(R&D)に莫大な投資をしてきたおかげだ。イ代表は、「毎年売上高の30%を研究開発に投資している」とし、「全世界の半導体業者の中で最高レベルだ」と説明した。
  • 毎日経済 イム・ソンヒョン記者 / 写真=イ・スンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-03-06 04:01:06




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