トップ > テクノロジー > IT・科学 > 「脈を取る漢方医学ロボット研究」活気を帯びる

「脈を取る漢方医学ロボット研究」活気を帯びる


大田(テジョン)に位置した漢方医学研究院の研究室に入った時、ヒトの腕形のロボットが機械音を出して動いていた。各種モーターと電線が散乱している実験室の真ん中では、「脈」を取るためのロボット研究の真っ最中だった。

韓国韓医学研究院のキム・ヨンミン専任研究員は、「手首にある橈骨動脈をロボットのセンサが滑らずに、正確に探し出した後、血管を垂直に押して脈を測定できるようにすることが重要な技術だ」と説明した。脈を客観的に測定するために、高分解能の脈センサー、精密血管加用制御技術などのさまざまなロボット技術が適用された。

韓医学研究院のキム・ジェウク韓医基盤研究部長は、「韓医薬診断や治療技術の科学的原理を究明し、融合研究を通じて源泉技術を開発している」とし、「脈診器をはじめ舌診器、顔面診断器、肌診断器などを開発している」と伝えた。

脈や舌の状態を調べることは、今まで韓方医師の主観的な意見が作用した。脈診器と舌診器の開発は、これに科学的で客観的に接近するという意図だ。

キム・ジェウク部長は、「漢方医療機器が持っている市場の潜在力は十分にある」と伝えた。彼は「私たちが創造性を持っているのは、まさに漢方分野だ」とし、「家で手軽に脈を確認したり、舌の変化を観察して健康管理を行うことができれば、国民の健康増進に大きな助けになるだろう」と話した。

キム部長は、「MRI、超音波などの市場に私たちが参入するといって、『ビッグカンパニー』の牙城を崩すことができない」とし、「高齢化時代に市場性が十分にあると判断されるだけに、洋方と漢方の共同研究が必要な時点だ」と付け加えた。
  • 毎日経済 大田=ウォン・ホソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-03-28 09:04:44




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア