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ネイバー、自律走行車のために3D技術のスタートアップ「エピポーラ」買収


  • ネイバー、自律走行車のために3D技術のスタートアップ「エピポーラ」買収
ネイバーは自律走行車の技術をさらに精巧にするために、カカオ出身の研究者が創業した3D専門のスタートアップを買収した。

ネイバーの独立技術研究組織であるネイバー・ラボラトリーズは27日、3D地図とバーチャルリアリティ(VR)・拡張現実(AR)サービス、そして3Dコンテンツの生産などに必要な3Dマッピング技術の強化のために、この分野の専門企業であるエピポーラ(EPIPOLAR)の株式100%を買収すると明らかにした。

2015年に設立されたエピポーラは、従業員10余名全員が3D技術関連の専門人材で構成された技術企業だ。カカオ出身の開発者たちが集まって作った会社であり、当初は会社の株式の10%内外をカカオが保有していた。今回、ネイバーが株式を100%取得して、カカオの株式はすべて片付くことになる。

エピポーラはソウル市の3次元空間情報システムの高度化事業に参与したし、国内初でWebGL(Webベースのグラフィックスライブラリ)を基盤に3次元空間情報システムを開発した。 3D地図コンテンツはもちろん、建物の写真撮影では建物のPOI(Point Of Interest/重要なポイント)情報を確認できるビジュアル検索技術を確保するなど、国内最高水準の3D分野の専門技術企業として認められている。

エピポーラのように3D技術関連の専門人材で構成され、強い技術力を保有している企業は、グローバルレベルでも見出すことは難しいというのがネイバー側の説明だ。

特に3Dマッピングは、自律走行車の運行に必要な3D精密地図を構築したり、AR画面の実現のために平面イメージや周辺環境などを3次元的に転換する重要な技術だ。空間情報を基盤にした新産業分野が広がり、3D技術がプラットフォームの競争力強化に不可欠な要素として浮上した点が買収の背景として作用した。

今月30日、ソウルモーターショーで自律走行車を披露する予定のネイバーは、今回の買収でAR・VR、屋内マップ、3Dコンテンツの生産技術をさらに強化することになった。またネイバー地図内の3Dコンテンツだけでなく自律走行やロボットなど、これまで進めてきた研究課題との相乗効果を拡大していく方針だ。
  • 毎日経済_チョ・ヒヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-03-27 20:12:28




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