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子どもに薬を飲ませるためのヒント…ミルクには混ぜないで


4月末と5月は、ふたつの季節が共存する時期だ。真昼には気温が20度を上回る初夏の陽気でも、朝と夕方は10度を下回る春先の気温だ。

最近のように昼夜の温度差が激しいときには子どもたちが風邪をひきやすい。しかし、毎年季節の変わり目に経験していたとしても、親にとって子どもに薬を飲ませることは依然として大変な仕事だ。

仁済大学上渓白病院薬剤部のアン・ジョンミ部長のアドバイスを受けて「幼い子どもに薬を飲ませる方法」について調べてみる。

シロップ剤

まず、容器の中で薬の成分が均一に混ざるようによく振る必要である。均一に混ぜた後、指示された量をスプーンやコップで与え、薬が少量のときには注射器を利用して正確な量を与える。容器の下に薬が残りやすいので、残った薬に水を足してもう一度飲ませよう。

シロップ剤を子どもたちが飲みたがらない場合は気管支に入らないように注意して頭を後ろに傾かせて鼻をつまんで口に流し入るようにする。甘みのあるシロップは子どもの手の届かないところに保管して、一度にあまりにも多くの量を飲ませないようにする。また、異なるビンに入っているシロップ剤を混合すると、薬の効果が低下する可能性があるので混合してはいけない。

粉薬

粉薬を子どもたちがうまく飲めないときは1回分を水に溶かして与えたり、または蜂蜜、ジャム、ジュース、ヨーグルトなどに一回分の量を入れて与える。赤ちゃんの場合、薬をきれいに洗った指の先に付けて子どもの口蓋や頬の内側にこすりつけた後、すぐに牛乳やぬるま湯、またはジュースなどを飲ませる。また、薬を牛乳やミルクに混ぜて与えてはならない。薬を牛乳やミルクに混ぜると味が変化して子どもが牛乳自体を嫌いになる。

錠剤

子どもが水だけを飲んで薬が口の中に残り続ける場合には、錠剤を舌の3分の2以上奥に置くと簡単に飲み込むことができる。

しかし、子どもに薬を無理やり与えると窒息する恐れがあるので、留意しなければならない。

薬を飲んだ後に吐いてしまった場合

薬を飲んだ直後に吐いたなら再び与える。しかし、薬を飲んでからある程度の時間が経過した場合には、薬がすでに吸収されているので再度与えない。

ドライシロップ剤は、数回分を一度にまとめて水に溶かしておくと薬が変質するため、有効期間内にシロップ剤を作って与えなければならず、シロップ剤は変質しやすいためフタをよく閉めて保管することが重要だ。
  • 毎日経済 イ・ビョンムン 医療専門記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-04-29 04:03:03




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