トップ > テクノロジー > IT・科学 > 10分の1の価格でARを創る「アニベア」

10分の1の価格でARを創る「アニベア」


  • 10分の1の価格でARを創る「アニベア」
グーグル、マイクロソフト、ラインなど、世界的な情報技術(IT)企業と協力する拡張現実(AR)の開発企業「アニメペン」は、AR技術で新しい世界を夢見る。 2013年に設立されて業歴が4年あまりのアニメペンは、ポロロやハローキティのような有名なキャラクターを活用したARアプリ「アニベア」の開発を終え、11月発売のための詰めの作業に拍車をかけている。

大学でコンピュータ工学を専攻したアニメペンのチョン・ジェウン代表(写真)は、「創業の翌年にクアルコムやグーグルのAR関連パートナーとして選ばれ、本格的な開発を開始した」とし、「以前はARはデスクトップなどのPC環境でこそ駆動可能だったが、モバイル機器のハードウェアとソフトウェアが改善され、モバイルAR技術も急変している」とした。

アニメペンの競争力は、AR映像コンテンツをより速く安価で簡単に作成できるようにした技術力だ。

既存のAR映像製作方式は、映像を撮影した後に別途のデジタルグラフィックスを作成して合成した。チョン代表は、「従来の方法でAR映像を作成すると約3秒で1000万ウォンほどの費用がかかり、AR映像の作成は難しかった」とし、「アニメペンの技術は映像を撮ったその場ですぐさま編集まで可能にし、費用を節約することができる」と話す。

複雑な設定なしに、動線とモーションを容易に組むことができるようにされたオーサリングは、アニメペン独特の技術だ。ユーザーの手を認識するインタラクション技術を活用すれば、ARキャラクターを動かす部位ごとに異なる動きが現れるようにして、行動の強さに応じて異なる反応を起こすようにできる。例えばやさしく頭をなでると恥ずかしがる反応を示し、たたくような行動を行うと悲しそうな反応を見せるという式だ。アニベアはアニメペンのオリジナルキャラクターが搭載されており、ハローキティやポロロ、タヨなどのキャラクターも購入できる。

アニメペンはソウル市の梨泰院とカロスキルに位置し、LINEフレンズストアで3ヶ月間で2万本以上のAR映像を作った。

この映像に参与した消費者も8万人を超える。アイコニクス(ICONIX)と協力して制作したポロロのARウェブドラマ『私の手の中のポロロ』シーズン1は、YouTubeで再生回数が1000万ビューを超えた。アニメペンはただちにシーズン2を製作する計画だ。アニメペンはAR製作技術を認められ、現在はGoogleの「プロジェクトタンゴ」のパートナー、Microsoft Hololens(マイクロソフト ホロレンズ)アプリの開発会社としてAR技術を研究している。
  • 毎日経済 ソン・ミングン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-10-10 17:03:58




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア