トップ > テクノロジー > IT・科学 > 「板橋自律走行モーターショー」自律走行車に歓声

「板橋自律走行モーターショー」自律走行車に歓声


  • 「板橋自律走行モーターショー」自律走行車に歓声
  • 16日、京畿道城南(ソンナム)で開かれた「2017板橋自律走行モーターショー」で、自律走行車が会場内を走行している。 写真提供=京畿道



17日、世界初の自律走行モーターショー「2017板橋自律走行モーターショー」が開かれた京畿道城南市の板橋創造経済バレー。車両2台が障害物の前で静かに止まった。落下物もあたりまえのように避けて、制限速度を正確に守る。人間が運転する車と自ら動く自律走行車だ。運転席が空席の自律走行車のハンドルが自ら動き、障害物を避けていくとスタンドではいっせいに歓声があがる。

自律走行車には忠北大の「タヨ」チームが開発した製品が利用された。チームはテチャンモーターズの超小型電気自動車「タニゴ(DANIGO)」をベースに、ライダー(LiDAR)センサーやカメラなどの自律走行技術を搭載して開発した。 「2017大学生の自律走行コンテスト」で、産業通商資源部長官賞を受賞している。

人が直接運転する車が障害物の認識速度の面ではより早かったが、観客の視線は自律走行車に集中した。 300メートルの道路のあちこちに設置された障害物を上手に避けて、悪路でもスムーズに動く様子は間違いなくプロの運転手の姿だ。人工知能「アルファGO」のように人間を圧倒した姿ではないが、人間と対等なレベルの走行性能を誇って高いレベルの技術力を披露した。

この日の行事で観覧客の注目を集めたもう一つのアイテムは、自律走行電気バスだった。まさに16日の開会式のときに初公開した自律走行電気バス「ゼロシャトル」だ。会場に展示されたゼロシャトルを見た観覧客たちは「かわいい」「乗ってみたい」という反応をみせた。フォルクスワーゲン製のマイクロバスを連想させる外観に、全面ガラスで作られて視野もぐっと広がった点が好評を受けた。

ゼロシャトルは11人乗りのミニバス電気自動車の形で製作された。来月からまいにち午前・午後の2回、板橋駅~板橋ゼロシティ内の往復8車線5.4キロメートル区間を循環運行する予定だ。無人バスは一般車両とスクランブル運行される。 1回の運行時間は約30分で二台が投入される。

これまでの自律走行車のほとんどがレベル3にとどまったことに対し、今回のバスはレベル4である点も特別さを加味する。自律走行車は一般的に、レベル1~5に区分される。レベル3は自律走行システムが運転・操作を行うが、運転者が介入を要請した時は直接制御が可能なレベルだ。レベル4は自動車の走行に関連する主要制御と走行環境モニタリング、緊急時の対処もソフトウェアが実行する、高度の自動化レベルを意味する。

モーターショー期間である18日まで「自律走行産業博覧会」が開かれる。フランスの自律走行車企業のイージーマイル((Easy mile)社をはじめ、情報技術(IT)と部品メーカー16社が参加し、V2X(車両と車両の間の無線通信技術)、ADAS(先進運転支援システム)、センサーなどの自律走行車の核心技術を披露した。

ただし完成車メーカーが一社も参加していない点は、「玉にきず」として残った。完成車メーカーの主要人物の参加はなく、南景弼(ナム・ギョンピル)京畿道知事、ソウル大学のソン・ナギン総長、キム・テニョン共に民主党議員などの政界・学界のみが参加し、モーターショーの趣旨が色あせたという評価だ。
  • 毎日経済_板橋=カン・ヨンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-11-17 19:41:31




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア