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サムスンとLG、AI(人工知能)で高画質テレビ競争


  • サムスンとLG、AI(人工知能)で高画質テレビ競争
  • LG電子は8日(現地時間)から二日間、仏カンヌのパレデフェスティバルで新製品発表会の「LGイノフェスト」を開催した。ナ・ヨンベLG電子ヨーロッパ地域代表(副社長・中央)が現地取引先関係者にAI技術を搭載したテレビを説明している。 写真提供= LG電子



「今までテレビの画質はパネルの競争だった。いまや人工知能(AI)が最高の画質を作る」。

最高のテレビ画質を実現するためにサムスンとLGは今年、AI技術で大激突する。サムスン電子はオリジナル画像の解像度に関係なく、高画質映像に変換するAI技術の開発に成功し、今年の下半期に発売されるQLED TVに採用する。

これに負けじとLG電子は、AI機能を実行する歴代級画質のチップである「アルファナイン」を採用したOLED TVを早ければ3月に消費者に公開する。

ディスプレイパネルという呼「基本型」をこえて、テレビに搭載されているAI技術でも一寸の譲歩のない戦いが予想される。

サムスン電子はAI技術を利用して、低解像度の映像を超高画質に自動変換するテレビを世界で初めて開発し、去る1月9日に米国ラスベガスで開幕した「CES 2018」で公開した。

85インチ「8K QLED TV」がまさにそれで、低画質の映像を8Kレベルの高画質に変えてくれる。単純なノイズ低減や色補正の次元を超えて、AIで各シーンを画質特性に応じて映像はもちろん音響まで最適化する新技術だ。これまでに蓄積された数百万の映像データベースを学習したAI技術を、サムスン電子が独自開発したニューラルネットワーク半導体(NPU)に移植した。 NPUは人の脳の神経回路網を模した構造で、中央処理装置(CPU)とグラフィックス処理装置よりも情報処理能力がはるかに優れている。 NPUが搭載されたQLED TVに低画質の映像が入力されると、明るさ・ブラック・にじみなどを補正し、最適なフィルタを見つけて高画質映像に変換する。音響もAI機能によってユーザーが別途に機能を設定しなくても、映像の特性に合わせてテレビが自動的に音響を変換する。

LG電子の「対抗」も小さくない。同社はAI技術を採用して、歴代最高水準を誇る画質チップ「アルファナイン」を開発し、今年はほとんどのOLED TVに搭載する。早ければ3月に本格的に出荷される予定だ。

アルファナインは4段階のノイズ低減処理で画面上の微細なシミを除去し、「きれいな画像」を提供する。また映像データを分析し、コントラストやシャープネス、立体感などを改善する。超高画質の映像で発生する画面のひきつり現象もアルファナインで解決する。毎秒最大120枚までいたる画面数を詰まることもなく処理し、時速140~180㎞で動くテニスボールの軌跡を残像やくずれ現象なしに鮮明に表示する。

クォン・ボンソクLG電子HE事業本部長(社長)はCES 2018で、「2017年のOLED TVとアルファナインが装着された2018年のOLED TVを見ると、明確な画質改善の違いを確認できる」と強調し、アルファナインが装着されたOLED TVが今年のグローバルOLED TVの需要を引き上げるとこりに強力な媒介になることを予告した。

LG電子は海外の地域密着型の新製品発表会である「LGイノフェスト」でもAI技術を強調している。去る8日から2日間、仏カンヌのパレデフェスティバルで、LG電子は「LG ThinQゾーン」を構成して、独自に開発したAIプラットフォーム「ディープThinQ」をはじめ、外部の様々なAI技術を搭載した家電を公開した。
  • 毎日経済_イ・ヂェチョル記者/イ・ドンイン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-02-09 17:25:42




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