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大洲電子材料、女性の人材育て会社の成長牽引

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  • 大洲電子材料、女性の人材育て会社の成長牽引
  • < 大洲電子材料が作った有機材料が入ったOLED製品 >

大洲電子材料は1981年設立以来、31年間電子部品を開発してきた電子材料専門企業だ。国内技術基盤が脆弱な、電気・電子部品用の電子材料開発に果敢に飛び込み、輸入に依存してきた源泉素材を国産化した。

白物家電製品事業が急速に成長した1980年代には手動型チップ部品(コンデンサー・抵抗器・インダクターなど)を、電子産業の重心がディスプレイ分野に移っていった2000年ごろには、PDP(プラズマディスプレイパネル)用の無鉛(Pb-Free)隔壁を開発したのが代表的だ。 手動部品用の絶縁材料である液状・分体塗料とPDP用材料は、それぞれ世界市場占有率1位を記録し「大韓民国10大新技術」に選定されるほどの技術力を認められた。

大洲電子材料の力はR&Dへの投資から生まれる。毎年売上高の10%以上を製品の研究開発と人材養成のための教育訓練費に投資する。会社全体の役職員(210人)のうち3分の1を超える75人が研究開発人材であり、このうちのほとんどが修士レベル以上であるのも、こうした理由からだ。

チップからPDP部品まで注文型開発


電子業界では珍しい女性CEOであるイム・イルジ代表の柔らかいリーダーシップも一役買った。従業員たちは、2009年1月にイム代表が就任してから最も大きく変わった点として、サークル活動強化を挙げる。イム代表自ら社内同好会であるスクリーンゴルフ会の会員として登録し、1ヶ月に1度、従業員たちと共にゴルフをする。ゴルフが終わって開く会食の席は、イム代表と従業員たちが心置きなく会話を交わすことのできる懇談会の時間である。イム代表は役員達だけ参加していた社内ゴルフ大会を、全従業員が参加できるようにした。従業員たちは、イム・ムヒョン前会長(創業者)がカリスマがありながらも多少権威的だったとすれば、娘のイム代表は多様な社交活動に従業員との距離を縮めたと言う。特に目に付く変化は女性職員数の急激な増加である。2009年3%にとどまっていた女性人材の比率が、現在8%と2倍以上に増えた。

大洲電子材料
売上:1090億ウォン
業務利益:60億ウォン
従業員数:210名
主要製品:チップ部品用の電極ペースト、蛍光体、ナノ粉末
※2011年基準
  • 毎経エコノミー_ノ・スンウク記者
  • 入力 2012-08-27 09:28:32




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