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韓国科学技術研究院(KIST)、曲がる高分子半導体素材を開発

韓国科学技術研究院(KIST) 

韓国研究陣が既存の硬い半導体を代替できる「高分子半導体素材」を開発した。

韓国科学技術研究院(KIST)国家基盤技術研究本部のソン・ヘヂョン研究員と、中央大学化学工学科チョン・デソン教授の共同研究陣は、実際に電子素子として利用が可能でありながら曲がる「高分子半導体材料」を開発したと30日、明らかにした。

次世代の電子機器産業では、既存の硬いシリコン半導体部品の柔軟性を高めた高分子半導体材料を開発することが核心だった。しかし、高分子半導体素子はシリコン半導体に比べて安定性が低下するのみならず、太陽電池・センサーなどに使用するとパフォーマンスが良くないという欠点があった。

研究陣は、電子が活発に移動しても空気中の酸素と容易に結合しない「芳香族化合物」を適用した、新しい高分子半導体材料を開発した。ソン専任研究員は、「空気中でも高い安定性を見せ、電子の移動も良く、電気素子として活用可能であることを確認した」と説明した。

チョン教授は「この素材を携帯電話や各種カメラなどに使用してみた結果、これまでに開発された半導体材料と比較したとき最も優れた性能を示した」と語った。
  • 毎日経済_ウォン・ホソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-07-30 15:13:04




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