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夢の「遠隔診療」…実現可能性が目前に


■ 夢の「1年365日24時間診療」システム

現在の生活必需品のうちで、20~30年前にはSF小説に出てきたようなものは少なくない。スマートフォンだけ見ても判る。電話としての基本的な機能を持つことはもちろん、準コンピュータのように機能するスマートフォンは、写真と映像を撮ることができる機能などは過去には想像もできないものだった。

これまで見慣れない概念だったもののひとつが「遠隔診療」だ。

病院に行く必要もなく、自分の家で好みの時間に希望する医療スタッフの診療を受けることを意味する「遠隔診療」が目の前の現実になった。韓国はまだ遠隔診療が合法化されていない。しかし近隣の日本と中国はこれを導入してから久しい。

日本は90年代後半に離島のような外地に住む住民に対する、糖尿病などの慢性疾患を持つ患者に限定して遠隔医療を可能にしたが、現在では全国民が遠隔診療の対象者だ。中国は2013年に遠隔医療を開始したが、現在はスマートフォンなどのモバイル機器を利用した遠隔医療事業が活発に進められている。

米国の歴史はさらに長い。 1997年に65歳以上の高齢者に保険適用される遠隔相談を提供したことを皮切りに、遠隔医療の歴史は20年をこえた。国内は2014年9月から医療脆弱者の医療アクセスを向上させ、慢性疾患に対する管理を強化するために遠隔医療モデル事業が施行されている程度だ。

多くの外資系医療プラットフォーム会社のうちでウェル(WELL)社は、ブロックチェーン技術を使用していっそう注目されている会社で、最近は国内進出を計画していることを明らかにした。

いつでもどこでも世界中の医師を患者と結ぶグローバル遠隔医療プラットフォームという趣旨で設立されたWELLは、米国カリフォルニア州に本社を置く遠隔医療プラットフォーム会社で、既に正常にシステムを運営した先例がある。去る2017年には全世界1600人以上の医療関係者のネットワークを通じ、45000件の診療を成功させた。

関係者は「韓国市場進出の準備のために、韓国語を駆使し医療ライセンスを持つ医師を通じて医療スタッフシステムを構築しているところだ。また、継続して韓国の特性に合ったプラットフォームを開発していく予定だ」とした。
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  • 入力 2018-03-02 14:34:50




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