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ロボット・自律走行・高精度地図…ネイバーの未来事業


  • ロボット・自律走行・高精度地図…ネイバーの未来事業


ネイバーの未来技術研究開発(R&D)の専門子会社「ネイバーラボ(NAVER LABS)」は、設立1年めでベールを脱いで大衆の前に姿を現した。ネイバーラボはロボット・自律走行車・室内精密地図などの分野で今後10年間、人類の日常を変える次世代技術を発掘する計画だ。

去る13日、ネイバーラボはソウル市江南区駅三洞の「ネイバーD2スタートアップファクトリー」で記者懇談会「ネイバーテックフォーラム」を開催し、これまでの研究成果などを公開した。昨年1月に設立されたネイバーラボはネイバーの研究開発子会社で、自律走行車と人工知能(AI)や自然言語翻訳など、ネイバーの未来事業になるような技術のナビゲーションに注力している。

ネイバーラボのソン・チャンヒョン代表兼ネイバー最高技術責任者(CTO)は、「尖端技術がどのように未来を変えていくかについて、考えを共有しようという次元で今回のフォーラムを開催した」とし、「すぐさま必要な技術だけでなく5年、10年後を見据えて、将来を探索している」と述べた。

ロボット技術の研究発表を担当したロボットリーダーのソク・サンオク氏は、「日常生活の中で自然に人を助けるロボットの開発に注力している」とし、「人だけでなく動物の動きを分析し、ロボットの思考・行動アルゴリズムに適用中だ」と述べた。ソク リーダーはこの日、ミミズの動きを模した「メッシュワーム(Meshworm)」ロボットの動きを動画でデモして見せた。

ソク リーダーはネイバーラボのロボット開発の目標として、「人と相互作用できるロボット」「人間を理解できるロボット」をあげた。ソク リーダーは人と対話するロボットという概念を説明するために、書店ヘルパーロボットの「アラウンド(AROUND)」開発プロセスを例にあげた。書店で、顧客は希望する本をテーブルに持って行って読んだ後はアラウンドに任せる、アラウンドはこれを書店の従業員にとどけ、容易に関連コーナーに差しもどすことができるように助ける。

ソク リーダーは「アラウンドを不思議に思った顧客が取り囲んでしまい、本をまとめる業務が頻繁に支障を受けることを発見した」とし、「人に包囲された場合、アラウンドは何の反応もせずにじっとするようにプログラムすると、やっと人々が興味を失いアラウンドの作業通路を開いてくれた」と語った。

実生活に近いロボットなどに各種の技術を応用するために、ネイバーラボがさいきん関心を傾ける分野は高精度の地図技術だ。ソン代表は「ネイバーがオンラインの世界で作り出した広告やロボットサービス、自律走行サービスを現実世界に融合するためには精密地図の技術が必要だ」とし、「世界最高水準の位置情報技術(IT)会社ヒア(Here)社と協業し、位置情報サービスの精度を改善している」と述べた。またロボットを介して立体的に撮影して分析した、コエックスの内部マップを公開した。

ネイバーはまた、同社が開発中の自律走行技術について、この日に公開する場を持った。ペク・チョンユン自律走行リーダーは、「現在のネイバーが開発した自律走行技術は第4段階(人工知能が車両を操作し緊急時にのみ介入を必要とする段階)」だと述べた。
  • 毎日経済_ユ・テヤン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-03-14 17:18:30




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