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商品を見つけ、決済もサクサク... イーマート「自律走行カート」デビュー


  • 商品を見つけ、決済もサクサク... イーマート「自律走行カート」デビュー


「私と一緒に買い物しますか?認識を開始します。」 17日午後、スターフィールド河南のトレーダース河南店では、イーマートの自律走行カート「イーライ」が動いていた。大人の腰の高さに位置したモニターボタンをタッチすると、白いロボットカートが2秒ほどの記者の服装をスキャンした。前段に掲載された「柳韓デンタルケア」歯ブラシを選択して「商品案内」ボタンを押した。

イーライがゆっくりと前進した。一般の成人が歩く速度よりもやや遅かった。 2~3メートル前の人が動くやいなや、コースを変更してジグザグに動いた。歯ブラシの前にカートが止まと、「選んだ商品の近くに到着しました」という案内が表示される。

この日、イーマートは1年のあいだ独自に企画・開発したスマートカートを店頭で試験運営した。人の認識センサーと音声認識、商品重量の認識センサーなどを装着した。商品がある棚に客を案内したり、客と一定の距離を置いて追う機能を搭載した。「押さなくてもついてくるカート」というわけだ。実際にデモしてみると「案内」機能とバーコード認識・決済など、商用可能なレベルだった。あとを追う機能は、客がカートから2メートル以上離れると「認識できません」と案内音が鳴った。客が突然立ち止まったら急停車した。

イーマートSラボのパク・チャンヒョン チーム長は、「道路を走行する自律走行車とは異なり、マートは変数が多い」とし、「お客さんが動き、いくつものコーナーでは急に方向を変えたりする…衝突を回避するために最も重点を置いた」と説明する。 6個以上のセンサーが付いて細かい走行が可能だが、客が多くなると周辺の障害物のために方向設定に多少の時間がかかった。現在は3時間充電で6時間走行が可能だ。最大70キログラムまで商品を乗せて、時速10㎞まで速度を出す。

イーマートは「最新流通情報技術(IT)を集約した、一種のフルオプションロボットカート」だとし、「案内、決済、自動復帰機能まで搭載した」という説明だ。すぐさま商用化が可能な段階ではない。鄭溶鎭(チョン・ヨンヂン)新世界グループ副会長は3月に開かれた新世界グループ採用博覧会で、「3年以内に商用化を目指す」と述べている。

他の小売業者も「未来店舗」の開発に拍車をかけている。無人店舗とモバイル決済システムの開発が代表的だ。いまはまだ品物を選んでカゴに入れて決済するこれまでのショッピングのステップを減らす初期段階だが、最近の最低賃金引き上げの影響で導入速度が速くなった。

コンビニ「イーマート24」はクレジットカードで認証した後、出入りが可能な無人コンビニをソウル市の朝鮮ホテル店と全州教大店など計6カ所で運営する。セブンイレブンは蚕室ワールドタワーの無人コンビニ「シグネチャ」、ソウル市中区のロッテ損害保険ビル内に「シグネチャ2号店」をオープンした。

CUはSKテレコムと提携し、上半期中に未来コンビニをオープンする予定だ。昨年11月にはモバイルセルフ決済アプリ「CUバイセルフ(Buy-Self)」を開発した。ロッテマートは2016年6月からすべての店舗で「スマートスキャンサービス」を運営している。携帯電話で商品をスキャンして決済すると家に配送してくれる。

商品の値札を電子表記に変えるところも生まれている。 GSスーパーマーケットでは、店舗全体のうち50%で電子プライスシステムを導入した。リアルタイムで価格が変動しても人材を追加投入することなく、価格を変更することができる。 イーマートも一部の店舗では電子価格表記を試験運用した。
  • 毎日経済_イ・ユジン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-04-17 17:17:32




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