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保健所、スマートフォンで住民の健康管理を拡大


# 専業主婦のAさん(32)と会社員Bさん(36)夫婦は、健康上の問題で悩みが深い。 Aさんは出産後に体重が減らず、忙しい育児と不規則な食事などでうつ病にもかかったようだった。夫のBさんも頻繁な夜勤と飲み会で、疲れに耐えられなかった。そんな中で、Aさんがブログを通じて「保健所モバイルヘルスケア事業」をみつけ、これに参加することになった。

保健所で体脂肪・血液・体力検査などを受けて、医師との面談を通じて肥満や高血圧などの健康状態を確認した。栄養士や運動の専門家に看護師などで構成され専任チームの、健康管理の目標設定と管理方法に関する説明を聞いた。それ以後、夫婦はふだんの運動や食生活の記録などをモバイルアプリに入力すると、保健所でこれに合った運動方法と食事および健康管理方法などを再びアプリに送ってくれる。

保健福祉部は1日、モバイルアプリを使用して慢性疾患危険群の生活習慣の改善や慢性疾患の予防・管理サービスを提供する「保健所モバイルヘルスケア`事業を拡大施行すると明らかにした。サービスを提供する保健所は34所から70所に増える。事業に新たに参加する保健所は、管内の住民や会社員を対象にサービスの申請を受け付ける。サービスの拡大で、今年は8000人がサービスを受けることになる。

健康診断の結果、病気の前段階として血圧や血糖値が高かったり、腹部肥満などの慢性疾患のリスク要因が1つ以上あれば利用することができる。

利用者の選定時に年齢や所得の制限はないが、健康上のリスク要因が多く、早急に予防・管理が必要な人や健康弱者が優先的に選ばれる。

利用者は保健所を訪問した後に相談を進め、カスタマイズされたヘルスケアの目標を設定し、医師や看護師・栄養士・運動専門家で構成された保健所の専門チームは、パーソナライズされたヘルスケアサービス(運動・食生活・生活習慣など)をモバイルアプリを通じて提供する。

また、健康・運動・栄養などに関する専門相談も週1回で24週間提供する。今年からは健康な生活習慣の改善に対する動機を強化するために、健康管理サービスを開始する時点で心脳血管疾患リスクを評価し、その結果を知らせるサービスを追加した。
  • 毎日経済_キム・ヘスン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-07-01 17:12:24




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