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1日1杯のコーヒー「薬になります」


毎日1杯ほどのコーヒーを飲むと、慢性腎臓病の発症リスクが24%減少するという研究結果が出た。

延世大医学部腎臓内科のハン・スンヒョク教授の研究チームは3日、韓国の遺伝体・疫学研究に参加した成人のうちで腎機能に異常がなかった40~69歳の8717人を対象に、最長11.5年間の追跡観察を通じてコーヒーの摂取と慢性腎臓病の関連性を分析した結果、コーヒーを一日一杯飲む人はコーヒーを全く飲まない人よりも、慢性腎臓病の発症リスクが24%低かったと明らかにした。

1日2杯以上飲む場合も、慢性腎臓病の発症リスクが20%程度低かったが、1日1杯飲む効果には及ばなかった。

研究チームは、コーヒーの成分に含まれている抗酸化、抗炎症成分などの効能が、腎臓の損傷を予防する肯定的な効果があると推定した。腎臓病は尿にタンパク質が混入する「蛋白尿」や、腎臓の機能が正常の60%以下になった状態を意味する。腎臓の機能が90%以上失われる末期状態になると、透析治療と移植が必要だ。研究結果は国際学術誌「米国医学誌(American journal of medicine)」の最新号に掲載された。
  • 毎日経済_イ・ビョンムン医療専門記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-07-03 17:42:00




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