サムスン電子のAI「Bixby」が大きく進化


  • サムスン電子のキム・ヒョンソクCE部門長(社長)は7日(現地時間)、米国ラスベガスで開催された「サムスン電子グローバルカンファレンス」でモノのインターネット(IoT)、第5世代移動通信(5G)、人工知能(AI)技術と製品について発表している。 写真提供=サムスン電子



「ビクスビー(Bixby)、昨年見た映画は何だった?」とテレビに尋ねると、個人の好みを考慮して映画16編を選んでくれる。こんどは冷蔵庫に「今週の天気はどう?」と尋ねると、前面のファミリーボード(タッチスクリーン)にユーザーが住んでいる地域の天気情報を一目で見ることができる。グルメの推薦を依頼すると「昼食・フレンチ」など、ユーザーがふだんから好む種類から示す。スマートフォンで撮った写真を冷蔵庫のファミリーハブに送って編集し、これを家族と共有する。

サムスン電子は8日(現地時間)、全世界のメディアや業界関係者1500人あまりが参加した中で、CES 2019プレスカンファレンスを開催してこのようなシーンを公開した。

サムスン電子は自社の人工知能(AI)プラットフォームである「ニューBixby」(既存のBixbyのアップグレード版)をスマートテレビ、冷蔵庫(ファミリーハブ)、エアコンなどの家電に初めて搭載した。このために現場ではさらに自然で複雑な対話とコマンドが可能になったという評価が出された。

サムスン電子が2017年にリリースしたBixbyが音声認識を使用して機器を制御し、検索することに重点を置いたプラットフォームであるとするならば、昨年末に公開されたニューBixbyは自然言語の処理能力を駆使してユーザーと対話しながら個別情報を提供し、提携会社と協力して予約・決済などを行うことができるAI秘書に進化した。

サムスン電子のキム・ヒョンソク(CE TV・家電)部門長(社長)は、「より多くの人が技術の進歩を味わえるように、機器の接続をこえて知能化したサービスを実現しようと努めてきた」とし、「わが社の豊富な製品群をインテリジェンスプラットフォームであるニューBixbyと連動し、これまでになかった技術革新とサービスを作る」と説明した。キム社長は知能化された超接続社会の不可欠な要素としてモノのインターネット(IoT)や5G、AIなどをあげて、特に今年の上半期に米国で最初の5Gスマートフォンをリリースすると強調した。

サムスン電子はこの日のコンファレンスを通じて、△ニューBixbyと連動した家電(TV、ファミリーハブ冷蔵庫など)、△8K(UHDの4倍の解像度)98インチQLED TV、△ロボットプラットフォーム「サムスンボット」、△ウェアラブル歩行補助ロボットなどの新製品を大挙公開した。

ニューBixbyが搭載された家電は自然な会話を通じて命令の実行が可能だ。「(ユーザー)映画『ベノム』の主演俳優は誰?」 「(Bixby)トム・ハーディ)」、-「(ユーザー)出演した他の映画を見せてほしい」…のように自然な命令と実行が可能だ。

ニューBixbyの搭載されたファミリーハブ冷蔵庫の新製品も、自然言語での処理能力が大幅に向上した。ユーザーが音声で天気やレストランの情報を尋ねると冷蔵庫のスクリーンに、関連する情報を画像やグラフなどで視覚化して提供することにより、はるかに直感的な理解を助ける。また、写真・映像・メモなどをさまざまな方法で編集して共有する「ファミリーボード」機能が新たに適用された。

ファミリーハブスクリーンでは、スマートフォンのアプリまで操作することができる。特にこの日、サムスン電子はファミリーハブを通じてレシピを対話するように検索し、オーブンと連動して調理するデモも行った。

サムスン電子はこの日、「QLED 8K」の98インチ製品も披露した。 QLEDは超高画質(UHD)テレビにくらべて画素数が4倍も多く、大画面でも鮮明で明るいテレビで、サムスン電子はこれまで85インチまで開発し公開したが、今年は98インチの超大型テレビにまでラインナップを拡大したものだ。

  • 写真の説明サムスン電子が家庭用・商業用ロボット「サムスンボット」を大挙公開した。 写真提供=サムスン電子



またサムスン電子は、次世代プロジェクトの一環として開発された「サムスンボット(Samsung Bot)」を大挙公開した。種類はケア(Care)、エア(Air)、リテール(Retail)の3種類だ。ケア(Care)はシルバー世代の健康と生活全般を総合管理するロボットだ。血圧・心拍・呼吸数・睡眠状態を測定して知らせ、薬を飲む時間もチェックしてくれる。またケガをしたり心停止などの緊急状況が発生した場合、救急車や家族に状況をリアルタイムで伝播する。エア(Air)は家の中のあちこちに設置された空気質センサーと連動し、室内の空気を管理するロボットだ。このほかリテール(Retail)はショッピングモール・飲食店・商品店舗などで、音声と表情でコミュニケーションしながら商品を推薦し、注文を受けたり、支払いを助ける。

サムスン電子はこの日、ウェアラブルロボットも一緒に公開した。歩行補助ロボットの「GEMS(Gait Enhancing&Motivating System)」は、筋力低下疾患や傷害などで歩くことが困難な人のためのロボットだ。「股関節着用ロボット(GEMS-Hip)」は歩くときに力を加え、歩行速度を20%高める。「膝着用ロボット(GEMS-Knee)」は関節炎などを患っている患者のために製作された。
  • 毎日経済_ラスベガス=キム・ギュシク記者/ソウル=イ・サンドク記者
  • 入力 2019-01-08 17:53:00.0

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