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韓国は空気清浄機の世界的な角逐場


  • 韓国は空気清浄機の世界的な角逐場
  • 空気清浄機の市場規模の推移


最悪の微細粉塵で韓国の空気清浄機市場は、単一の家電製品品目では国内で最も大きい市場として浮上しつつ、世界的な空気清浄機のメーカーが積極的に国内事業を拡大している。サムスン電子とLG電子は国内の居住環境に合った高性能な製品を出す中で、日本やスウェーデンあるいはスイスなどの企業も韓国向けの製品と1人用空気清浄機などを出して対抗している。

23日の家電業界によると、今年の国内の空気清浄機市場の規模は年間300万台レベルと推算される。微細粉塵問題がますます申告になり、2016年に100万台レベルだった市場規模は3年ぶりに3倍に大きくなった。

特に昨年(250万台)のみで販売量が前年比で80%近く増えて、爆発的な成長を記録した。微細粉塵が激しさを加えつつ、空気清浄機はそこそこの家庭にはかならずあるほどに必須の家電になった。今年の予想販売量の300万台は、テレビや冷蔵庫、洗濯機、エアコンなど、それぞれ年間200万台前後が売れている一般家電製品の販売量を大きく上回る。 100万~200万ウォン台の高級空気清浄機の普及も一般化しつつ、金額ベースでも1兆5000億ウォン水準と推算されるほどの大きな市場になっている。

国内の空気清浄機市場の2大メーカーであるサムスン電子とLG電子は、ユーザーのニーズに合わせてデザインを備えた高性能空気清浄機を主力にしている。サムスン電子は最近、高級空気清浄機「サムスンキューブ」2019年型を公開した。清浄面積が居住環境に応じて47・67・90・94平方メートルから選択が可能であり、67平方メートルの製品と47平方メートルの製品を結合して114平方メートルの面積でも使用することができる。

LG電子もハイエンド製品「ピュリケア360」で市場の需要に対応している。この製品は「クリーンブースター」機能で、製品上部の吐出口から風を発生させ、きれいに浄化された空気を遠く離れた空間まですばやく送ることが特徴だ。 LG電子はレンタルプログラムである「ケアソリューション」を通じて、空気清浄機の定期管理サービスも提供している。

外国メーカーも国内市場を攻略するためにすばやく動いている。日本の生活家電企業バルミューダ(BALMUDA)社は来月、ソウルで初めて新製品発表イベントを開き、空気清浄機の新製品を世界初で公開する予定だ。特にこの場にはバルミューダの寺尾玄最高経営責任者(CEO)が直接参席して新製品を直接紹介すると伝えられた。

バルミューダの関係者は、「韓国をきわめて重要な市場と認識している」とし、「今回のイベントをきっかけに、韓国の顧客とのコミュニケーションをよりいっそう強化する計画だ」と語った。

スイスの空気清浄機のメーカーとして「直購族」のあいだで有名なIQエア( IQAir)社は今月、空気清浄機の新製品を国内で正式発売してマーケティングに本格的に突入する予定だ。IQエアは特にパーソナルポータブル空気清浄機「Atem(アテム)」を韓国に初めて紹介する予定だ。オフィスなどでの個人の席に置いて使用できる製品で、換気の難しい空間で長時間座って仕事をする会社員などに人気を集めるものと期待している。

また直購族によく知られているスウェーデン企業のBlueair(ブルーエア)社は、韓国向けの製品を発売した。ブルーエアは最近、韓国の消費者の強力な性能に対する要求などを反映し、ハイエンド製品である「クラシック90iシリーズ」を韓国で単独披露した。ブルーエアの韓国専用商品には吸入した微粒子を静電気で吸着してろ過する技術を適用しており、また揮発性有機化合物までを感知するセンサーを搭載して1000個あまりに達する有害気体を検出できると説明した。

業界では外の空気が悪いことが多くて換気が容易ではなく、室内で過ごす時間が多くなるなど生活習慣が変化して、今後も空気清浄機の需要は着実に増加すると見ている。
  • 毎日経済_キム・ギュシク記者/イ・サンドク記者/チョン・ギョンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-01-23 22:32:13




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