サムスン製フォルダブルフォンの動作原理



来る20日、サムスン電子のフォルダブルフォンが米国サンフランシスコで公開される予定の中で、まったく新しい形のスマートフォン「フォルダブルフォン」の動作原理に対する気がかりが増幅されている。画面を自由に拡げたりたたんだりできるフォルダブルフォンは、既存のスマートフォンと物理的な形態や特性が全く異なる。

このために画面デザインのようなユーザーインターフェイス(UI)、虹彩認識などの高度なセキュリティ機能を採用するかどうかはもちろん、フォルダブルフォンが物理的にどのようにたたんだり拡げたりできるのか、スマートフォンの主な機能はフォルダブルフォンでどのように実現されるかなど気になることは一つや二つではではない。

去る10日、特許分析サイトのウィンテルリップス(WINTELIPS)と特許庁の特許検索サイト「キプリス(KIPRIS)」などによると、サムスン電子は去る1月22日に国内に「フォルダブルデバイス及びその制御方法」技術に対する特許を出願した。サムスン電子がこれらを通じて公開した発明説明書に、フォルダブルフォンの「動作秘密」が隠されている。

まずフォルダブルフォンに内蔵されたセンサーは画面が広がった段階を把握し、折りたたまれた状態 - 拡げる状態 - 広がった状態などの総3段階によってそれぞれの画面表示を有効にする。折りたたんだときと拡げた時にだけ画面が表示されるのではなく、拡げる段階でも表示が有効になるわけだ。

使用者が画面を開き始めると、表側の表示と同様の画面が内側画面に表示され始める。外側の画面に配置されたアイコンの配列が徐々に広く拡張された後、180度近くに大きく広がった画面になると新しいデスクトップが表示され、キーボードのようなタッチパッドが有効になるわけだ。表の画面はスマートフォンがロック状態のとき、180度に拡がったときはロック解除の状態を維持する。

フォルダブルフォンは虹彩や指紋などの生体認証も支援するようになっている。使用者がフォンを開いて起動すると、フォンはこれを検出して指紋や虹彩認識を試みる。画面が広がりつつ「認証」表示がディスプレイにイネーブルになる。続いて認証をパスするとロックが解除されて、ほんらい設定されたデスクトップが表示されてタッチパッドが有効になる。もしも認証に失敗すると、180度広がっても画面はロック状態にとどまる。

業界の専門家は、「フォルダブルフォンの外側に触れたときに指紋認識技術が動作したり、フォルダブルフォンを広げると虹彩認識技術が動作するようにしたのだろうと分析される」とし、「フォルダブルフォンが持ち主を認識するように、二重ロックによって認証を通過した利用者のみがフォンを使用できるようにしたわけだ」と語った。

サムスン電子が今回出願した「フォルダブルデバイス及びその制御方法」技術特許は、2016年に国内に出願した同名の特許を分割出願したものだ。

分割出願は、原出願した特許に含まれているいくつかの技術のうちから特定の技術を選び出して、別の権利を請求する行為だ。サムスン電子はフォルダブルフォンに対して2016年に国内特許を出願して、審査を経て去る1月22日に登録を完了して2035年までの権利を確保した。当時、原出願した特許はフォルダブルフォンの制御原理を、折りたたんだ状態と拡がった状態でのみ説明した。

しかし今回の分割出願を通じて、画面を「折りたたんだ状態 - 展開する状態 - 広がった状態」など総3段階に区分し、各段階ごとに生体認証が機能する技術についての権利を請求した。

プリズム特許のファン・インボク弁理士は、「初めて特許を出願する際にAという技術が重要に見えて権利を請求したが、時間が経ってみるとBの技術が市場性が優れていると判断される場合、分割出願を行う」とし、「サムスン電子はすでにフォルダブルフォンの特許を確保したが、実際の製品発売を控えて、市場で保護すべき技術が明確になって分割出願を行ったものとみられる」とした。

サムスン電子は昨年9月、フォルダブルフォンが変形することなく完全に折りたたまれる技術に対しても国内特許を公開した。折れまがる部分はフォルダブルフォンのハードウェア性能を左右する核心部分だ。

昨年末、中国のスマートフォンメーカーのロヨル(Royole)社が「世界初」で公開したフォルダブルフォンは、大きなマージンを維持したままで折りたたむために「真のフォルダブルフォンではない」という酷評を受けた。サムスン電子は「フォルダブル表示装置用ケースアセンブリとフォルダブル表示装置」特許出願書で、フォルダブルフォンが折りたたまれたときに、この部分のパネルが変形する「座屈(buckling)」を防ぐために、「折れまがる部分に多関節構造とスライシングを結合して、屈折せずに広がるフォルダブルフォンを実現した」と説明した。
  • 毎日経済_イ・ソニ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-02-11 17:54:42