トップ > テクノロジー > IT・科学 > 韓国携帯3社、通信速度でホットな「5G競争」
「（サービスが始まる）来月5日以降は無条件、わが社が一番速い」。
世界初の5世代（5G）移動通信の商用化が一週間後に迫った中で、5G基地局を設置しているキャリア間の自尊心対決が激しい。 SKテレコムとKTそしてLGユープラスは、来月5日の5G初開通の準備の真っ最中だ。来週中にプランを確定して発表し、この1～2年のあいだ準備してきたキラーコンテンツも、先を争って発表する予定だ。
自尊心対決が最も激しい分野は基地局の数だ。「基地局戦争」に一番最初に火を付けたところはLGユープラスだ。 LGユープラスは2月末に基地局1万2000ヶ所を設置し、3月末に1万5000ヶ所、4月5日には1万8000ヶ所、上半期のうちに5万ヶ所を構築することを目標だと明らかにした。
これに負けずとKTは26日に説明会を開き、「（1万5000ヶ所は完了し）サービス開始日までに全国に基地局3万ヶ所を構築し、国内最大のカバレッジと通信速度を提供する」と発表した。 4G LTEと5Gネットワークを結合して提供する競合社とは異なり、周辺に5G基地局とLTE基地局があるときは5G顧客は5Gネットワークに最初に接続されるようにするという「5Gファースト」戦略も明らかにした。
KTは、ソウルをはじめ全国85都市の主要スポットである70ヶ所の大型ショッピングモールやデパート、KTXとSRTの地上区間、京釜・湖南高速道路の全区間、全国6つの空港などの主要な移動経路に優先的に5Gネットワークを構築したと説明した。 KTは「主要地域間の移動経路に5Gネットワークの構築を発表した事業者はわが社が唯一だ」と強調した。
SKテレコムは正式に反論しなかったが、「わが社は5Gの速度とカバレッジ、新技術のすべてを国内最高で準備している」と、KTの「国内最大」主張に不快なようすを見せた。業界によると、SKテレコムは5G基地局ぼ設置が3社の中で最も遅いことが分かった。 SKテレコムの関係者は、いま現在設置された基地局の数を明らかにすることはできないとしながらも、「1位事業者として国内最大のカバレッジ構築は当然で、流動人口が多い都心で特に優れていることを証明する」とし、「商用化される4月5日にはSKテレコムが国内最大の基地局を構築するだろう。競合社に比べて10～20％高速の通信を提供する自信がある」と強調した。
SKテレコムは特にKTの5G優先割り当て戦略について反論していることが伝えられた。 5GとLTEを同時に使用する「5G・LTE結合技術」はグローバルスタンダードであり、SKテレコムは人工知能（AI）を活用してその時々に最適の性能を発揮するネットワークに接続する技術を組み合わせたという。
このような通信社間の競争の裏には、サムスン電子、ファーウェイ、ノキア、エリクソンなどの5Gネットワーク機器メーカーのあいだの競争がある。 SKテレコムとKTはノキアとエリクソンそしてサムスン電子の機器を使用して、LGユープラスは3社のほかにファーウェイの機器を設置した。
LGユープラスは、5G技術を先取りしたファーウェイ社がすばやく機器を供給したおかげで序盤の基地局数で首位を走った。サービス初期には特に全国民の50％が居住するソウルと首都圏で、圧倒的なカバレッジで優位を維持するという方針だ。業界では初期にLGユープラスが構築した基地局のほとんどがファーウェイの製品であり、米国が「セキュリティに対する懸念」を提起したことで、米軍部隊の周辺など一部の地域にのみノキア製とエリクソン製の機器を設置したものと見ている。
SKテレコムとKTの基地局の数はサムスン電子製の機器の使用比率が決めたという解釈が出ている。通信社がどのメーカーの装置を何％ずつ使用しているのかは明らかにされていない。しかし、業界ではSKテレコムよりもKTがサムスン電子製の機器をはるかに高い比率で使用したものと推定している。けっきょくサムスン電子が技術力で急速にファーウェイに追いつき、タイムリーに5G機器を供給したというわけだ。ノキアとエリクソンの機器も今週から本格的に供給され、すばやく設置されていることが分かった。
気力の戦いはサービスが開始される来月5日以降も続く見通しだ。通信3社は来週、料金とサービス関連の記者懇談会を次々と予告した。業界関係者は、「初期には4G網と一緒に使用するうえに速度差も大きくないので、消費者は体感できないだろう」とし、「スピードと基地局の競争は長期戦になるだろうし、初期の成否は料金とコンテンツが左右するとみられる」と語った。
韓国携帯3社、通信速度でホットな「5G競争」
「（サービスが始まる）来月5日以降は無条件、わが社が一番速い」。
世界初の5世代（5G）移動通信の商用化が一週間後に迫った中で、5G基地局を設置しているキャリア間の自尊心対決が激しい。 SKテレコムとKTそしてLGユープラスは、来月5日の5G初開通の準備の真っ最中だ。来週中にプランを確定して発表し、この1～2年のあいだ準備してきたキラーコンテンツも、先を争って発表する予定だ。
自尊心対決が最も激しい分野は基地局の数だ。「基地局戦争」に一番最初に火を付けたところはLGユープラスだ。 LGユープラスは2月末に基地局1万2000ヶ所を設置し、3月末に1万5000ヶ所、4月5日には1万8000ヶ所、上半期のうちに5万ヶ所を構築することを目標だと明らかにした。
これに負けずとKTは26日に説明会を開き、「（1万5000ヶ所は完了し）サービス開始日までに全国に基地局3万ヶ所を構築し、国内最大のカバレッジと通信速度を提供する」と発表した。 4G LTEと5Gネットワークを結合して提供する競合社とは異なり、周辺に5G基地局とLTE基地局があるときは5G顧客は5Gネットワークに最初に接続されるようにするという「5Gファースト」戦略も明らかにした。
KTは、ソウルをはじめ全国85都市の主要スポットである70ヶ所の大型ショッピングモールやデパート、KTXとSRTの地上区間、京釜・湖南高速道路の全区間、全国6つの空港などの主要な移動経路に優先的に5Gネットワークを構築したと説明した。 KTは「主要地域間の移動経路に5Gネットワークの構築を発表した事業者はわが社が唯一だ」と強調した。
SKテレコムは正式に反論しなかったが、「わが社は5Gの速度とカバレッジ、新技術のすべてを国内最高で準備している」と、KTの「国内最大」主張に不快なようすを見せた。業界によると、SKテレコムは5G基地局ぼ設置が3社の中で最も遅いことが分かった。 SKテレコムの関係者は、いま現在設置された基地局の数を明らかにすることはできないとしながらも、「1位事業者として国内最大のカバレッジ構築は当然で、流動人口が多い都心で特に優れていることを証明する」とし、「商用化される4月5日にはSKテレコムが国内最大の基地局を構築するだろう。競合社に比べて10～20％高速の通信を提供する自信がある」と強調した。
SKテレコムは特にKTの5G優先割り当て戦略について反論していることが伝えられた。 5GとLTEを同時に使用する「5G・LTE結合技術」はグローバルスタンダードであり、SKテレコムは人工知能（AI）を活用してその時々に最適の性能を発揮するネットワークに接続する技術を組み合わせたという。
このような通信社間の競争の裏には、サムスン電子、ファーウェイ、ノキア、エリクソンなどの5Gネットワーク機器メーカーのあいだの競争がある。 SKテレコムとKTはノキアとエリクソンそしてサムスン電子の機器を使用して、LGユープラスは3社のほかにファーウェイの機器を設置した。
LGユープラスは、5G技術を先取りしたファーウェイ社がすばやく機器を供給したおかげで序盤の基地局数で首位を走った。サービス初期には特に全国民の50％が居住するソウルと首都圏で、圧倒的なカバレッジで優位を維持するという方針だ。業界では初期にLGユープラスが構築した基地局のほとんどがファーウェイの製品であり、米国が「セキュリティに対する懸念」を提起したことで、米軍部隊の周辺など一部の地域にのみノキア製とエリクソン製の機器を設置したものと見ている。
SKテレコムとKTの基地局の数はサムスン電子製の機器の使用比率が決めたという解釈が出ている。通信社がどのメーカーの装置を何％ずつ使用しているのかは明らかにされていない。しかし、業界ではSKテレコムよりもKTがサムスン電子製の機器をはるかに高い比率で使用したものと推定している。けっきょくサムスン電子が技術力で急速にファーウェイに追いつき、タイムリーに5G機器を供給したというわけだ。ノキアとエリクソンの機器も今週から本格的に供給され、すばやく設置されていることが分かった。
気力の戦いはサービスが開始される来月5日以降も続く見通しだ。通信3社は来週、料金とサービス関連の記者懇談会を次々と予告した。業界関係者は、「初期には4G網と一緒に使用するうえに速度差も大きくないので、消費者は体感できないだろう」とし、「スピードと基地局の競争は長期戦になるだろうし、初期の成否は料金とコンテンツが左右するとみられる」と語った。
- メーカー＿シン・チャノク記者／イ・ソニ記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2019-03-28 21:39:56
