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安い価格で性能は約3倍に向上されたバイオ太陽電池開発

電力生産単価も大幅に下げ 

韓国の研究チームが銀ナノ粒子とクロロフィル(葉緑素)を結合して、従来よりも安い価格で性能は約3倍に向上されたバイオ太陽電池を開発した。

未来創造科学部は、グローバルフロンティア事業の「Hybridインターフェイス基盤の未来素材研究団(キム・クァンホ団長)」と 韓国科学技術院のカン・ジョング教授チームがこのような研究成果を上げたと25日明らかにした。地球上に無限に存在する植物のクロロフィルを利用して低価格で親環境的な電力生産が可能な太陽電池を商用化できる技術的土台を築いたと明らかにした。

現在、最も普遍的に使われるシリコン系の太陽電池は、初期投資費用が高く、商用化の大きな進入障壁がある。地球上に無限に存在する植物のクロロフィルを利用したバイオ太陽電池は、電力生産の単価を画期的に低めることができるが、無機物質である太陽電池の構成物と自然生物体であるクロロフィルを効果的に結合する方法が提示されていなかった。

研究チームは、10ナノメートル(nm)サイズの微細な粒子を植物から抽出したクロロフィルと結合して、従来よりも約200%向上された高効率のバイオ太陽電池製作に成功した。銀ナノ粒子は、クロロフィルで抜けていくの波長帯の光を吸収して再使用するだけでなく、クロロフィルを電極基板上に配列したとき、出力低下も減少させて太陽電池の効率を増加させる役割をする。

研究チームは「今回の研究は、今後、自然界に豊富に分布されたさまざまな光吸収体を太陽電池部品に効果的に使用することができる解決策を提示した」とし、「環境問題とエネルギー問題を同時に解決することができる新しい源泉技術の開発と実用化に大きな役割をすると期待される」と述べた。

この研究の結果は、エネルギー科学分野の世界的な学術誌である「Advanced Energy Materials」のオンライン版に掲載された。
  • 毎日経済_パク・キヒョ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-08-25 14:34:15




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