AIに魅入られたサムスン電子…「サムスンAIフォーラム」開催


  • 写真提供:サムスン電子


李在鎔(イ・ヂェヨン)サムスン電子副会長は国内外を行き来し、今後の成長動力として人工知能(AI)を育成するために総力を傾けている中で、サムスン電子は世界の碩学を大挙集め、最新のAIトレンドを共有するカンファレンスをソウルで二日間開催する。カナダのモントリオール大学のヨシュア・ベンジオ(Yoshua Bengio)教授などのサムスン電子とコラボレーションしている学者だけでなく、ディープランニングなどのさまざまな分野の専門家のビジョンを共有し、今後のAI戦略の大きな青写真を描くためにこれを活用する方針だ。

サムスン電子は4日、AIに関する最新の研究動向と技術を共有し、将来の技術革新に対する戦略を模索する「サムスンAIフォーラム2019」を開催した。初日はサムスン電子総合技術院の主管で瑞草社屋で、二日目はサムスンリサーチの主管で牛眠洞「サムスン電子ソウルR&Dキャンパス」でイベントが行われる。

サムスンAIフォーラムは今年で3回目を迎える。今年は世界的に注目されるAIの碩学19人の講演が用意される。サムスン電子の社員だけでなく、専門家と教授や学生など1700人あまりが参加して講演を聞くことになるようだ。昨年に比べて200人ほど増えた規模だ。

金奇南(キム・ギナム、写真)サムスン電子副会長は4日、開会の辞で「AI技術はすでに社会全般に広範な影響を及ぼしている」とし、「世界的研究者とともに世界を利することができる戦略を考える場にしよう」と強調した。

フォーラム初日には、△ディープランニングの大家ベンジオ教授、△コンピュータビジョンの碩学トレバー・ダレル(Trevor Darrell)米UCバークレー教授、△AIを活用したニューラルネットワーク翻訳の専門家チョ・ギョンヒョン米ニューヨーク大学教授などの専門家ら7人が講演に乗り出した。ベンジオ教授は子供が経験を通して世界を理解していくようなメタランニングや強化学習など、ディープラーニング分野の核心技術を提案した。ダレル教授は自律走行車のようなシステムが予測していない状況に直面したとき、自分で分析判断する技術について紹介した。フォーラムの二日目にも碩学12人が演台に立つ。ノア・スミス米ワシントン大学教授は言語的理解が可能でありながら、深みのある処理が可能な循環ニューラルネットワークについて発表する。

財界の関係者は「昨年以後、イ・ジェヨン副会長の最も大きな関心事はAIなどの未来成長動力を育成すること」だとし、「サムスンAIフォーラムなどを通じてAIの研究基盤と人材を育成し、社会的力量を育てるところに李副会長が大きな関心を持っていると聞いている」と説明した。

李副会長は昨年2月に経営に復帰した後、最初の出張で欧州・北米を訪問し、AI事業をチェックした。その後もヨーロッパと北米や日本などを行き来しながらAI事業の拡大策を模索し、優秀な人材の勧誘に力を注ぐなど、強い意志を示している。

サムスン電子はソウルとシリコンバレー、ニューヨーク(米国)、ケンブリッジ(英国)、トロントとモントリオール(カナダ)、モスクワ(ロシア)など7ヶ所にAI研究センターを置いているが、この中で李副会長の経営復帰後に設立されたところが5ヶ所ある。昨年の8月にはAIと5Gなどの将来の事業に、3年間で180兆ウォンを投入する投資計画を発表した。
  • 毎日経済_キム・ギュシク記者/ファン・スンミン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-11-04 18:02:06