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SMエンターテイメント、マレーシアの韓流タウンに国富ファンド5000億投資

テーマパーク・医療施設助成…現地政府、土地99年無償提供 

SMエンターテイメント、ボバースリハビリ病院などがマレーシアの国富ファンド「カザナナショナル(Khazanah Nasional)」と手を組み、マレーシアに大規模韓流文化・医療複合タウンの建設を推進する。プロジェクトの規模は4億~5億ドル(4139億~5173億ウォン)に達するものと展望される。

11日、投資銀行(IB)業界によると、マレーシアの国富ファンドのカザナナショナルは、マレーシアの南端、ジョホール州イスカンダール特区に韓流文化コンテンツと医療サービスを組み合わせた複合レジャータウンを建設することにし、SMエンターテイメント・ボバース病院ㆍイェ(Ye)歯科などと協議している。

韓国投資公社(KIC)主導でグローバル国富ファンドㆍ年金基金が参加する「公共ファンド共同投資協議体(CROSAPF)」発足式に参加するために韓国を訪問したカザナ側はこの日、ソウルの某所で国内の投資機関と韓流タウンプロジェクトの詳細を論議したことが確認された。

今回の協議の際、カザナ側はマレーシア政府が韓流タウン造成地域の土地を99年間、無償で提供することにしたと伝えた。韓国側は、韓流タウンに入るコンテンツと医療サービスの技術を提供して、機関投資家が投資誘致を提案したことが分かった。

マレーシア韓流タウンには、文化公演や飲食施設などを備えたテーマパークとリハビリㆍ歯科など、多様な医療サービスを接ぎ木するという構想だ。マレーシア「イスカンダール」地域は、アジアの中央に位置し、東南アジアだけでなく中東、中国などを包括してアジア全域に韓流文化を広めるのに有利だ。イスカンダール特区はマレーシア政府が支援し、グローバル企業、大学などを誘致してハブに成長するところだ。

マレーシア政府は、ここに来る2025年までに総3830億リンギット(約123兆ウォン)を投入して1人当たりの国民所得を現在の2倍である3万ドル以上に引き上げるという計画だ。特に、入居企業・機関に10年間法人税を免除し、30日以内に工場ㆍ事務所設立を100%保証するなどの恩恵を与え、全世界の医療機関ㆍテーマパークㆍ大学が押し寄せている。「レゴランドリゾート」がすでに2012年アジア初オープンし、ニューカッスル大学ㆍサウサンプトン大学など英国の主要な大学の現地分校がレゴランドの横に「エデュシティ」に入った状態だ。

このプロジェクトに音楽など多様な韓流文化コンテンツを保有しているSMエンターテイメントが参加意思を明らかにした中で、海外進出を推進してきたリハビリ専門のボバース記念病院と国内最大の歯科ネットワークのイェ(Ye)歯科などがパートナーとして参加すると伝えられた。また、国内の機関投資家が投資誘致、マレーシアのパートナーとの調整は、私募ファンド運用会社であるKTBプライベート・エクイティ(PE)が引き受ける。

今回のプロジェクトは、カザナ国富ファンドをはじめとするマレーシア当局が積極的に乗り出しており、
成事の可能性が高いという診断だ。マレーシアカザナ側はこのプロジェクトに関連してSMエンターテイメントなど国内関連企業と機関投資家に積極的なラブコールを送っている。韓・マレーシア双方は、早ければ今月中にプロジェクト全般に関する了解覚書(MOU)を締結する予定だ。
  • 毎日経済_カン・ドゥスン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-09-11 21:54:23




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