Q.韓国では、未成年者も夜遅くまで放送活動をすることができますか?

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A.
ロシアの作家ウラジミール・ナボコフの小説『ロリータ』(Lolita)は映画としてたくさん製作されてきました。子供の頃に死んだ初恋を忘れることができず、14歳の少女と愛し合う内容なので映画でも自然と少女が主人公を引き受けることになります。

この映画が成人のみ観覧できる18禁判定を受けると、主人公を引き受けた青少年俳優の映画館への出入りが制限されます。自分が出演した映画を公式の場で観覧することができない厄介な場面が演出されるのです。

とにかくロリータが数バージョン作り続けられて、似たようなタイトルの映画が量産されている理由は人々が求めているからでしょう。はい、そうです。韓国のスクリーンでも、そのような現象が起こっています。子供を前面に出したバラエティ番組が列をなして放送されています。俳優、歌手、スポーツスターの子供たちが登場するテレビ番組は、子供用の番組ではなく、大人のための番組として定着したように見えます。

もちろん、以前にも子供や青少年のスターは常に存在してきました。まず、映画やテレビドラマで主人公の子供時代を演じるとなると子役俳優が当然必要になります。時には子役俳優があまりにも演技が上手いため、肝心の主人公が埋もれたり、演技の実力が良くないと悪口を言われる場合もあります。

韓国で最近人気を集めている親と子供が一緒に出演するバラエティ番組は、最小で撮影時間が1泊2日になります。保護者が同伴しているので、特に問題はないでしょう。もちろん、物心のついていない子供たちの純真な姿さえ金儲けの手段として活用するとは残念だという話もありますが。

小学校にも入っていない子供たちが放送に出演するようになり、ガールグループの構図も変わりました。昔は清純なイメージ、かわいくてスポーティな女の子など、それなりにユニークなコンセプトを打ち出していましたが、最近ではガールグループのセクシー戦争が議論されたりします。かわいいイメージを赤ちゃんに奪われたため、ファンの心を捕らえるためにはセクシーコンセプトしかないと考えるようです。

セクシー戦争論議の中心には、Girl's DayとAOA、9musesがいるそうですが、挑発的な振り付けで注目を集めるため、他のガールズグループも従うほかないように見えます。

2011年に公正取引委員会が過大露出を強要することを禁止する標準契約書を設けて、同じ年に放送通信委員会がガールグループの服装規制に乗り出しましたが、特段の効果はないようです。

このような話を並べる理由は、子どもや若者の放送出演時間を禁止することが、解答として十分でないという意味です。

もちろん、韓国でも青少年の放送出演は制限されます。遅ればせながら韓国でも15歳未満の青少年の夜10時から午前6時までの放送出演やコンサートを制限する規定が作成されました。未成年者は一週間の間、35時間だけ働くことができるようにする規定もあります。ただし、本人と親権者の同意があれば深夜までできるようにしていますが、おそらくここに同意しない親はほとんどいないでしょう。

子供や青少年の品性と情緒を損なう配役を引き受けたり、飲酒や喫煙シーン、過度に体を露出する扇情的な場面は禁止されています。

放送出演だけでなく、未成年者がアルバイトをするのにも制限があります。未成年者はアルバイトをするときに親の同意書が必要であり、お酒を売っているところでは親の同意がなければ行うことができないように規制されています。

しかし、制度的に禁じられているという話であって、現実的にこれを防ぐ、これといった方法はありません。未成年者は、仕事をしながらもっと多くのお金を稼ぎたいし、小さな子供を生活戦線に追いやる親は子供を完全にケアする能力がないわけです。

韓国の青少年たちが夜遅くまで仕事をしないようにすることよりも、もっと緊急の問題は家を出て漂流する家出青少年たちです。家よりも避難所が楽しかったり、少年院生活も思ったより面白いと感じる家出青少年がなんと20万人に迫るのが実情です。

家出青少年は携帯電話ショップの店員になったり、無銭飲食はもちろん、売春まで暮らすために何でもします。群れをなして歩き回って窃盗をしたり、中年の男性を誘惑して美人局の役割もいといません。このような若者を置いておいて、労働時間の規制について語るのは少し気楽なのではという思いもします。
  • Lim, Chul/写真=SBS放送映像キャプチャ
  • 入力 2015-01-14 00:00:00

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