Q.DCインサイド(dcinside)について教えてください。

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A. 2000年初め、DCインサイド(dcinside)に「ポクスンアマッ」(「桃の味」という意味)というユーザが短い文を投稿した。タイトルは「今日買った中・低価格型モデルのクッキードットコムを安く売ります」。

そのユーザーが中古で出した商品は、超高速インターネットの導入に合わせてロッテ製菓が発売したお菓子だった。(名前や味がよくなかったからか、今では販売されていない。)

以下が内容だ。

今日買った中低価格型モデルのクッキードットコムを売ります。
より高度な機種であるチクチョク(チョコレートクッキーの商品名)にしたくて出すことになりました。
ロッテの本物で、110ちょっと超える価格で買ったのですが100くらい受け取って売りたいと思います。
今日買ったもので、本当に大切に使用したので、高い価格ではないと思います。
写真のように物はきれいです(角に若干キズがありますが使用には支障ありません。)ビニールケースも一緒につけます。
必要な場合は二回しか使用しなかった紙コップ(時価50相当)も一緒に差し上げます。
悪意のあるコメントはお断りします。必ず購入する方だけ連絡ください。

デジタルカメラの取引文をパロディーしたこの投稿は、当時、インターネット上で大きなセンセーションを巻き起こし、DCインサイド(以下「DC」)を世に知らせるきっかけになった。(中古クッキードットコムを売るという文は、韓国のインターネット史上初の聖地に格上げされ、14年経った今でもこの記事に着実にコメントが書き込まれ、韓国のコメント文化の変遷を知ることができる。)

DCは1999年10月、デジタルカメラ同好サイトとしてオープンした。最初の名称は創始者の名前を冠した「キム・ユシクのデジタルカメラインサイド」。翌年「デジタルカメラインサイド」と改名した後、2009年から現在の名称である「DCインサイド」を使っている。 DCがデジタルカメラの頭音字であるため、まだ名残が少し残っている。

デジカメコミュニティ時代にテーマ別に写真をあげていたギャラリー(写真投稿用の掲示板)は、さまざまな趣味を持つデジタル廃人の遊び場に変わった。運営スタッフは押し寄せる廃人を収容するために、数多くのギャラリーを新設、現在1600以上のギャラリー、一日の訪問者440万人、一日のページビュー5500万に達する韓国最大のコミュニティサイトになった。

ギャラリーは、DC運営会社が提供するサービス(ギャラリー、ギャラログ、DCニュース、イベント、ゲームセンター)の中で最も大きな軸となっている。メイン画面では、昨日(4月29日現在)1731個のギャラリーに38万3157件の新規投稿記事が登録されたというニュースを伝える。

あまりにも多くの人が出入りするため、放送局、新聞社もニュースを探しに訪れる。たしかにDCは長年にわたって、「2PMギャラリー生理血書事件」や「キャットソウ事件」など多くの事件を起こして、流行語を生み出し、インターネット文化をリードし、マスコミに話の種を提供した。

DCが韓国のインターネットサブカルチャーの頂点という事実は否定することが難しい。インターネットに広がる流行語の99%がDCで作られたかDCを通じて波及する。流行になるような言葉とチァルバング(削除防止用画像)を作り出し、パロディを作り、多くの人の注目を集める力を持っているため、放送局のバラエティ番組の関係者は、DCを注視せざるを得ない。

アヘテッ(아햏햏)」というサイト内で使っていた新造語がインターネット全域に広がり、DCは奇妙な文化、ハオ体(語尾にハオを付ける)による奇妙な書き込み、合成写真、廃人文化を主導し、韓国で最もにぎやかなサイトとしての評判を築いた。

ハオ体が流行した時代、DCはマナーを守る礼儀正しいサイトだったが、インターネットチジリ界の皇帝と呼ばれる「シボル教皇」が暴言を乱発しながら、これに対応する暴言と誹謗中傷が生まれ、これによりDC特有のタメ口、暴言の雰囲気が形成さという意見が支配的だ。

DC初期の政治性向は多少進歩的だった。2002年の大統領選挙でも故ノ・ムヒョン大統領の支持世論が高く、2004年にノ・ムヒョン大統領が弾劾の危機に直面したときは、オフラインで弾劾無効デモを行ったりもした。しかし、2004年にDCの政治勢力の求心点だった政治・社会ギャラリーの進歩論客がチョン・ヨオク前議員とのオフライン議論で敗北してギャラリーを去りながら、政治・経済ギャラリーは完全に極右化された。

進歩陣営の悪口を引き受けるイルベ(ネットコミュニティ)が登場し、政治色を帯びていない放送芸能関連ギャラリーが増えたため、中道・進歩性向の投稿もされるものの、まだ基本的な枠組みは保守右派にある。進歩性向の政治家や論客を嘲笑したり、風刺する記事が多いことからも、これを確認することができる。

DCの創設者キム・ユシクはPC通信時代からこの分野で名前を知られた人物で、DCの文化を主導し、ユーザーからユシク隊長というニックネームで呼ばれる。キム・ユシクはDCがコスダック登録企業であるICコーポレーションを買収して有償増資などを通じて資金を集める過程で横領した疑いで在宅起訴されたが、この事件をめぐりネットユーザーたちは非常にあせった。

DCの人たちは自分たちの遊び場であるサイトがなくなることが心配で、他のネットユーザーはDCの手に負えない人たちが自分たちのサイトに来て騒ぎを起こすことを恐れていた。DCは2011年資本金1億ウォンでインターネットファクトリーに買収されたが、キム・ユシクが「自分が還暦になるまでDCをするだろう」という発言をし、ネットユーザーたちの不安や心配を鎮めたのだった。
  • Lim, Chul
  • 入力 2015-05-06 09:00:00

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