Q.韓国で起きた歴代の詐欺事件を教えてください。(JU事件 / ルボー株価操作事件)

답변게시판
A. 今回、偽の白首烏で波紋を起こしたナチュラルエンド・テックが詐欺を働いたのではないかと気になるようですね。しかし、下手に決めつけてはいけません。会社側は「自分たちも知らなかった。検察の捜査に誠実に応じる」と謝罪文を出した状態ですので、検察の捜査結果を見守ることが最善です。

「檀君以来最大」(檀君は韓国の始祖)という修飾語がついた事件は、21世紀に入って、わずか2~3年の時差を置いて立て続けに起きました。投資家に1兆8000億ウォンの損害を与えた連鎖販売取引(マルチ商法)の会社が興した「JU事件」が2005年に起き、2008年に5兆ウォン台の医療機器の逆レンタル詐欺事件が発生します。これらに比べると規模が小さいものの、偽のソウル大学法学部卒業生キム・チャンギョンが貯蓄銀行から横領したお金も2500億ウォンに達します。

▶ JU事件 / ルボー株価操作事件



チュ・スドが創立した「JU」は「流通マージンを会社と事業者が分け合う」という「消費生活マーケティング」を披露し、21世紀の初め、韓国の連鎖販売取引業界の新興強者として急浮上した。創業から3年目の2004年、世界最大の連鎖販売取引会社の韓国法人である韓国アムウェイを抜いて、この分野では韓国最大の会社となった。

JUは食器メーカー「セシン」の株式を購入した後、セシンを通じて石油掘削事業を行う「地球地質情報」などを買収し、20以上の企業に事業を拡大した。事業拡大に必要な資金は「元金を倍以上の手当を支給する」と会員から集めた前受金1兆2566億ウォンだ。商品の取引契約をしたが、お金だけ受け取って商品を渡す代わりに手当のみ支給した。物品の購入時に支給される手当は、マージン(製品の価格の50%以上)の2.5倍で、チュ・スドは「物を買えば買うほど利益が上がる」と宣伝した。

商品を販売する流通企業ではなく、違法な連鎖販売取引、ポンジ・スキーム同然の類似受信行為で人々を魅了したのだ。JUネットワークについて行われた2005年末の会計事務所の監査報告書は、この会社の実態を赤裸々に映し出した。

2005年、JUネットワークの当期純損失は2087億ウォンで、前年度の921億ウォンに比べて倍以上に増えた。しかし、損失が大きいことが問題ではなかった。1兆806億ウォンの商品の売上高を記録しているのに、手当として支給されたお金が9595億ウォンだった。商品原価は売上高の14.9%である1620億ウォンに過ぎなかった。普通のレベルではない巨大な暴利だったが、商品を見てみたり、触れた人がないかったのだから、暴利について問い詰める人もいなかった。

倉庫の在庫商品は、9億ウォンに過ぎず、商品を求める人もいなかった。販売代理店では実際の商品は行き来がないまま、お金だけ取引されたわけだ。

会計の専門家たちは「到底存続することのできない企業」と診断を下し、1兆ウォン台の借金が遺産として残された。ところが、JUの詐欺はこれで終わりではなかった。グループ会長のチョ・スドおよび関連会社に対する捜査が行われる中で、JUの副会長を主軸としたグループが韓国株式市場史上最悪の株価操作事件を犯した。

このグループは年間売上高が200億ウォン程度のベアリングメーカー「ルボー」を株価操作対象企業に定​​め、資金を集め、株価操作に乗り出した。2006年10月に1185ウォンだった株価が少しずつ上がり、2か月後には2000ウォンになった。 JUの副会長は、投資説明会を開いて自分の口座の収益率を見せながら、「あなたもできる」と、JUの会員を誘惑した。さらに、会員にセキュリティカードと公認認証書を与えずにお金を引き出すことも、株式を売却することもできなくした。

狂信者と同様の行動を見せた会員は、このような状態でもJUを信じて、自主的に投資説明会を開いて一般人の資金を集めた。自発的、または何も知らないうちに加担させられた作戦勢力は急増した。ルボーの株価が1万ウォンが超え、JUの副会長などのグループは目立たないように少しずつ借名口座に入れておいた自分の株式を処分していった。

ルボー株価が上昇し、個人投資家が集まり始め、作戦勢力が株式を売りさばいているにも関わらず、ルボーの株価グラフは高空行進を続け、2007年4月16日に場が締め切られるときには5万1400ウォンにまでなった。この日、場が終わった後、「検察が自動車部品メーカーL社の株式で詐欺をはたらいた作戦勢力を召喚し、株式口座を凍結した」というニュースが聞こえてきた。

株式投資家はL社が「ルボー」であることにすぐに気付いた。しかし足を抜く暇はなかった。翌日からルボーは毎日ストップ安を記録し、1か月で3000ウォン台まで下がり、10月17日にはJUメンバーが加わる前の相場である2千ウォン台に転じた。

その年の6月、検察の捜査により株価操作事件の全貌が明らかになった後、マルチ商法の詐欺で捜査を受けていた、JUグループは解体作業に入った。補償を受ける道のない個人投資家の中には、漢江に飛び込んだ人もいる。

ルボーは大株主や経営陣が株価操作に加担しておらず、経営に大きな問題があったわけではないため、まだ健在だ。昨年の売上高は396億ウォンで、5月7日現在の株価は1805ウォンだ。
  • Lim, Chul/写真=MBN
  • 入力 2015-05-11 09:00:00

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