Q.韓国のテレビ番組の最後の部分に出てくる企業協賛の商品券はどこに使われているのですか?

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A. 本当にテレビを注意深く見ている方ですね。今まで好きなテレビ番組を見ているときも、番組が終わった後の演出者や出演者の名前が出てくる字幕も見ずにチャンネルを回していました。商品券を協賛した広告主名まで見ているなんて、本当にすごい方です。

そういえば、いつだったかビジネスをしている人が、従業員に公示した内容を思い出します。

せっかく思い切ってテレビのバラエティ番組の商品券の協賛をしたからと、従業員に家族はもちろん周辺の知っている人すべてに広く知らせるようにと、そんな内容でした。

ちゃんとした広告ではない、デパートの商品券の協賛でも中小企業としては簡単にできるものではありません。一回当たり、平均120万ウォン程度の費用がかかり、単発では協賛ができず、12~13週分の協賛をしてこそ放送局と契約を結ぶことができます。

『ギャグコンサート』(韓国で有名なお笑い番組)や『無限に挑戦』(土曜日のゴールデンタイムに放送されるバラエティ番組)などの人気番組の場合には、単一のプログラムだけでは進めることができません。人気の少ない番組も一緒に協賛をしてこそ、会社の名前を知らせる機会を得ることができます。いわば放送局側で抱き合わせ販売をしているのです。

デパート商品券の協賛は結局、現金の協賛のようなものだと考えてもいいです。デパートの商品券を買って渡しているのではなく、商品券を買うお金を協賛していることを意味しているからです。このような場合、放送が終わった後に字幕やコメントで「○○からデパート商品券を差し上げます」という字幕が流れます。

最近では、フランチャイズ企業が自社製品を購入することができる商品券を送ることもあります。現物協賛と変わらないということです。放送局は余り好まないため、現物協賛の場合、ある程度の現金協賛も並行しなければ契約が成立しません。

放送通信委員会の資料を見ると、放送局の広告は減る一方で、協賛は増えているそうです。昨年、放送事業者の広告売上高は3兆2899億ウォンで、前年に比べて5.4%減少した代わりに、協賛は前年比24.2%増の6654億ウォンと集計されました。

企業が協賛する方法は、非常に多様です。前述の現金の協賛はもちろん、撮影場所を斡旋したり出演者が着る服や放送に必要な小物を提供する方法もあります。旅行会社の場合には海外撮影をする俳優とスタッフたちの航空費や滞在費を出してあげます。

100万ウォンを超える旅行商品券を景品として提供することもあり、このような景品はホテル、高級レストランなど、様々な場所で扱われます。

おそらくこの辺で答えを見つけることができたのではないでしょうか。何を意味するのかというと、企業が協賛した商品券は放送局のイベント、つまり番組制作に参加した観覧客に渡されるという意味です。

生放送ではなく、録画放送であれば、どのくらいの時間がかかるか知っていますか。間違えると撮り直す必要があります。観覧はショーが始まるずっと前に入場して座っている必要があります。もちろん、自分の好きなスターが出てきたり、司会者が最高に面白いのであれば座っていられるでしょうが、観覧客が数百人に達している場合、それらをすべてどのように統制できるでしょうか。

音楽番組で自分の好きな歌手の順序が終わったからと群れを成して出ていかれてしまっては、正常に録画を行うことがさえできません。このような時に愛用されている武器が「収録が終わったら抽選をして商品券をプレゼントするから、最後まで残ってくれ」というコメントです。

放送局だけが、このような方法を使うのではありません。ゴルフの大会などの多くのイベントが、観客を動員したり観客を捕まえておく方法も同じようなものです。試合が終わったら観客が全員帰ってしまい、誰も見ている人がいない中で授賞式をするなんて、格好が悪くて笑われてしまいます。だから授賞式が終わった後の景品の抽選行事を通じて、ゴルフ券、帽子、ギフト券、さらに自動車もプレゼントすると誘うわけです。

たぶん協賛を受けた商品券の多くは、このような用途に使われるでしょう。しかし、正確な事情は関係者でなければ分からないことです。放送局の対談番組に出演した方が出演料として商品券を受け取ったという証言もあるため、小物を扱ったり雑用などをする業者対して商品券を支給していないないとも限らないですね。

ただ、まさか放送局がそこまでという考えも浮かびます。幸いなことに、まだ賃金や商品の代金を商品券で支給したという話はまだ一言も出ていません。

放送局のイベントに行って運良く商品券をもらったのに、無用の長物になってしまった場合もあります。地方局のイベントに行って花のバスケットのギフト券をもらい、うれしい気持ちでソウルの家に帰って来て電話で注文をしたところ、配送はできないと、直接お花屋さんに花を取りに来てほしいと言われ、結局は商品券をぐしゃぐしゃにしてしまったという話も聞きました。

まあ、偶然起きた、100万回に一度起こるかわからない程度のことなのでしょう。本当にそうだといいですね。
  • Lim, Chul
  • 入力 2015-07-06 00:00:00

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