Q.韓国では最低賃金で暮らしていけますか?

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A. もちろん生きてはいけるでしょう。ホームレスも生活費の支援を受けて焼酎を買って飲んでいるのに、仕事しているのだから当然、食べることや住む場所に困ることはないでしょう。

ラーメンや米の値段がそこまで高いでしょうか? たまに白菜の値段が上がるときもありますが、必ずキムチを食べなくてはいけないというわけでもなく、ラーメンとご飯を食べることができれば、十分ではありませんか。毎日ラーメンだけ食べて暮らすわけにもいかないって? お金もないのに欲張ってはいけません。

おそらく、最低賃金を定める場に出てきた使用者側の代表者の考えは、上記のようなものでしょう。実際に会議で「労働者の人生は十分に安定している」という言葉が出てきたほどですから。

生きるってなんでしょうか? 1週間に1回程度は家族と外食を楽しんで、映画も見て、人生が退屈になったら旅行もして、こうやって生きるつもりなら、最低賃金でははるかに足りません。

入山して修道でもしない限り、似たような人と一緒に肩をぶつけ合いながら暮らし、隣の人がどんな車を買ったのか気になって見たり、焼き肉の臭いがしたら私たちもカルビでも食べようかと相談をしながら生きなければならないのに、時間あたり5000ウォン台の給与を受けとっていては、家賃を出すことがやっとのことでしょう。

ソウル市が今年、ソウルで暮らすために必要な生活賃金を計算したところ、時給6687ウォンでした。 3人家族基準で家計費と教育費、住居費の平均値を半分に割って計算したところ、このように出たそうです。最低賃金で暮らす人々が「半分の人生」とみなされるようで寂しいですね。

とにかく、来年に適用される最低賃金は時給6030ウォンです。

よりによって保守的なセヌリ党が合理的な保守を主張し、「福祉のない増税は虚構」と言ったユ・スンミン議員が院内代表から追い出された日にこのように決まったのですから、意地悪な話です。

韓国は先進国の隊列に堂々と合流していると自慢しますが、最低賃金を見ると少しばかり、恥ずかしくもなります。今年を見ると、韓国はOECD(経済協力機構)内で17番目に位置します。オーストラリアが時給18000ウォンだというので、3分の1にも満たない水準です。

そういえば、ご存知ですか。オーストラリアは非正規労働者であるほど、日当をたくさん支払わなくてはいけないそうです。医療保険や失業手当などが適​​用されないため、給与だけでも十分に与えなければならないと見ているようです。そんなことを考えると、コンビニでアルバイトをしている青年や退職者の生活がより辛く感じられますね。

考えてみると、ヨーロッパの方はそれなりに裕福ではない人々も暮らしやすく、米国ははるかに苦しくなります。先日、オバマ大統領が最低賃金引き上げを要求する演説で「1年を通して働いて稼いだお金1万5000ドルで、家族を扶養することができると信じているのか。次に、あなたが試して見よ」と言いました。

それでも、米国は韓国よりましな方でしょう。買い物をしたとき、バスケットに入れることができるものが多いということです。

しばらく前に最低賃金で2時間稼いだお金で買い物した内容を各国別に比較したものが韓国で話題になったことがあります。

  • < 最低賃金で買い物をしたら:韓国 - 豚肩ロース180g、ラーメン3袋、ジャガイモ2個、バナナ少し… >



  • < オランダ:韓国 >



  • < 米国:韓国 >



  • < 日本:韓国 >

物価水準を考慮しても韓国の最低賃金がとても少ないという事実を示しています。

最低賃金の議論の過程で出てきた労働者の代表者が最初に要求した金額は、時給1万ウォンでした。1万ウォンの主張は、愛煙家の間ではすでにあったものです。たばこの値がすごく上がり、たばこでも存分に吸おうと思うなら、時給が1万ウォンになるべきだという不思議な論理を打ち出しました。

だからといってむやみに賃金を上げることもできないのが韓国の現実です。時給を1万ウォンに引き上げてしまうと、多くの零細自営業者が店をたたむことになるかもしれません。40代で職場から出た後、仕事がなくて店を開いた経営者の倒産が続いてしまっては、大問題です。

巷では、生産性がなく競争力の足りない限界企業は没落してもよいと主張してもいますが、生計型自営業者は限界型企業に分類することも困難です。このような零細企業が、お金の多い大企業の心強い後援であるわけです。

最低賃金の議論があるたびに、自営業者を理由にするため、市場が零細企業を崩壊させたくせに、今になって猫がネズミの心配をするのかという声が聞こえたりもします。

結論的に言えば、最低賃金で暮らせはしますよ? ご飯を食べて、息を吸いながら生きていけます。生きるってそんなものではないでしょうか。
  • Lim, Chul/写真=SBS放送映像キャプチャ
  • 入力 2015-07-17 09:00:00

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