A. | ナムアクターズのホームページに掲載された所属俳優らの写真です。見ると、すべて韓国を代表する俳優たちです。ほとんどの映画やドラマはナムアクターズだけと接触しても、望んだ俳優を得ることができそうですね。 現在、ナムアクターズに所属している俳優はすべてで36人です。写真の中の俳優を数えてみると35人なのに、一人はどこにいったのでしょうか。子役俳優のキム・ヒャンギが抜けています。とにかく所属俳優たちが一様にスキャンダルもあまりなく、ファンたちの愛を受ける演技者たちです。ここまで来れば、文字通り、スター軍団と呼ばれるほどのところでしょう。 ナムアクターズは、2004年に設立されました。設立当時の資本金はわずか5000万ウォンでした。しかし、設立されるやいなや芸能人マネージメント業界に旋風を巻き起こしました。 3年にして韓国で最も多くの俳優を保有するマネジメント会社になったのです。 この会社の代表、キム・ジョンド氏は工学を学んだ人です。東亜大の金属工学科を卒業したとき、彼はしっかりと名前を覚えている芸能人が一人もいないほど、芸能界の方には門外漢だったそうです。彼に芸能人マネージャーの夢を見させた人物は、亡くなったペ・ビョンス氏。 キム代表がMBCのロビーに座っていたときのことです。ある人が歩いてきて、100メートルを進むのに2時間がかかるほど、多くの人と挨拶を交わす場面を目撃しました。不思議に思って、隣の人に尋ねたところ、俳優のマネージャーという言葉を聞いて、その日から決意を固めたといいます。 その後、マネージメント会社に入って、ソウルの地理にも疎いまま、イ・チャンフンのロードマネージャーを務め、一人で働きながらキム・ジュヒョクのマネージャーを務めるときには、車がなくてキム・ジュヒョクが運転をして移動したと言います。マネージメント会社で働きながら、キム・ミンジョンとクォン・サンウ、ムン・グニョン、キム・テヒなどに会って縁を結び、彼らの一部がナムアクターズの創立メンバーになりました。 会社名をつけた人もムン・グニョンです。一か所に根を深く下ろして、緑豊かな葉をつけて人々の憩いの場になり、充実した実も結ぼうという意味だそうです。ムン・グニョンなどの創立メンバーの芸能人は契約金も受け取らずに、ナムアクターズにきました。ムン・グニョン、キム・ジス、ト・ジウォンは契約すらもせずに、ただただ信頼と義理だけで一緒にいるそうです。 キム・テヒを獲得するときも、他の場所で提示した金額の5分の1だけを受け取ってナムアクターズに籍を置きました。「代表の印象が良くて」というのがキム・テヒがナムアクターズを選択した理由です。 芸能マネージメント業界は、華やかな外見とは異なり、実質的な収益がないことで定評がありますが、ナムアクターズは収益を出します。俳優たちに払う契約金が少ないため、俳優たちが嫌いな作品に無理やり出演させることもないそうです。 このような会社であるため、同僚俳優を引き入れるのに俳優自らも力を入れて、キム・ガンウは妻の妹であるハン・ヘジンを紹介し、キム・ヒョジンは夫のユ・ジテを、ユ・ジュンサンは夫人のホン・ウニをスカウトすることを助けました。
それだけ会社に愛情があるという話です。ユ・ジュンサンは、自分の稼ぎのうち1%を従業員の福祉のために使うようにしていますが、今年の夏には、従業員の有給休暇として使ったと言います。 芸能界にも結構まともな会社があるようで、紹介をする筆者も一緒に温かい気持ちになります。韓国を代表する野球選手であるチュ・シンスとリュ・ギョンジンなど、BORASコーポレーション所属選手がアジアプロモーションのパートナーとして、ナムアクターズを選んだのも、このような理由からでしょう。 |