Q.外国語が話せる人が行く語学兵について教えてください。何をするのですか。

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A. 韓国軍の中には軍服務中に外国語と関連した業務をこなす語学兵という将兵がいます。またそれとは別に、米軍部隊で勤務する兵士たちがいます。KATUSA(Korean Augmentation To the United States Army)と呼ばれる将兵です。韓国の陸軍人事司令部に所属したり、駐韓米8軍で勤務します。

米軍と一緒に生活するため、自然と英語が必要になります。ここで質問を一つしましょう。米軍部隊に勤務するKATUSAと語学兵のうち、どちらの英語力が高いでしょうか。

簡単に答えることは難しいですよね。除隊する頃になったらKATUSAが語学兵よりも発音も米国本土に近く、日常的に使う言葉は、米国人にとってそれらしく聞こえるかもしれません。2年近く米軍と生活するのですから、英語力が伸びないわけがありません。

ところが、入営直前の英語力だけを見ると、語学兵の方が少し優れていると言えます。志願資格と選抜方法からそれを知ることができます。

語学兵は英語のほか、日本語、中国語、フランス語、ドイツ語、アラビア語、スペイン語、ロシア語など、いくつかの国の言語に堪能な人を選抜しますが、KATUSAは英語のみなので、ここでは英語力で比べることにします。

KATUSAの志願資格はTOEIC 780点、TEPS 690点、TOEFL IBT 83点です。これに対して、語学兵はTOEIC 900点、TOEFL iBT 100点、TEPS 870点以上でなければ志願することができません。

もう一つの違いは、KATUSAは志願者の点数を3区間に分けたあと、区間別に同じ割合で抽選で選ぶのに反し、語学兵は2日にわたって試験(翻訳、通訳)を行います。

競争率はKATUSAの方が少し高い方です。平均して7対1程度ですが、KATUSAの志願規定上、一生に一度しか志願できません。運良くKATUSAに選ばれた後、理由があって入隊を延期した場合、再び志願することはできなくなります。

これに対し、語学兵は何度落ちても再び志願することができます。少なくとも平均的な成績においては語学兵のほうが高いということを理解していただけたでしょうか。

KATUSAが、なぜ英語の成績が優秀な人だけを選ばずに、様々なレベルの人の中から選ぶのか気になる方もいらっしゃるかもしれませんから、参考までに理由をお教えすると、海外に駐留する米軍のコミュニケーション能力を高めるためだそうです。英語のあまりできない地元の住民と会っても、少しの英語と手ぶりや状況判断などを介して会話できるようにするという意味です。だから志願者のうち、英語力の低い兵士も引き抜く必要があるのです。

とにかく語学兵は1年に3~4回ほど選ぶのですが、1次選考で英語の成績だけで合格者数の2倍の数までふるい落します。2011年を例にあげると、カットラインはTOEICを基準にして970点でした。

どうすれば語学兵になれるのか​​理解できましたでしょうか。信じられないほどの英語力を持ちあわせる必要があります。英語の語学兵を基準に見ると、米国や英国に留学に行き、休学中に兵役義務を終えるために志願する人が多いそうです。KATUSAに志願して落ちた青年たちも、ほとんどが語学兵に挑戦するのですが、ソウルにある名門大出身者が圧倒的多数を占めるそうです。

語学兵は16の言語を対象に選ぶのですが、マレー語やインドネシア語などは需要が少ないため選抜試験を行わず、その言語圏の国の永住者や長期間暮らしていた人を選出します。

陸軍と空軍は語学兵を選抜試験を経て選び、海軍は訓練所で選抜します。陸軍の場合、訓練所の日程を終えた後、成績順位に沿って配置されます。

1順位は、韓米連合司令部、国防部、情報司令部、機務司令部、軍捜査機関、首都防衛司令部
2順位は、作戦司令部や各種支援団
3順位は、軍団司令部
4順位は、歩兵師団司令部と直轄部隊

このような部隊に配置されて行う任務は外国語の通訳や翻訳、そして外国語を伴った行政業務です。情報司令部や作戦司令部に勤務する語学兵は部隊の特性上、作戦や情報を扱うことになります。通常は通訳よりも翻訳業務が圧倒的に多いですが、他の部隊が依頼してきた翻訳業務も多く扱います。

連合司令部は英語が必須であるだけに、ほとんどの兵士が語学兵だそうです。

1~2順位で配置される部隊では語学兵が言語能力を発揮する機会が多いのですが、3~4順位に配置される部隊は米韓合同訓練など特別な場合を除いては英語力があまり役に立ちません。自然と行政兵と同様の業務をこなすことになります。運がなくて一線の中隊に配置される場合には「軍隊生活を楽に過ごそうとしている奴」というレッテルを貼られて、他の兵士たちの顔色をうかがいながら過ごすことになる場合もあります。

英語ではない場合はほぼ1~2順位に配置されます。中国語やアラビア語、ベトナム語で選ばれた兵士を一線の部隊では必要としないからです。本物の語学兵らしい役割します。ただし、学校の後輩が先任にいる場合には、軍生活中、後輩の顔色を窺わなくてはいけない不便がついてまわるそうです。若いときに軍隊に行かないと、あれこれと苦労するようです。
  • Lim, Chul
  • 入力 2016-02-16 00:00:00

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