Q.海兵隊出身の芸能人を教えてください。(上)

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A. カイムパンジクォン(略してカバンクォン / 非難を防ぐ権利)という独特の権利があります。芸能人やスポーツスターにファンたちが渡す権利です。この権利を得ると、相当のことではない限り、些細なスキャンダルはファンたちが無視して見過ごしてくれます。

彼がそうというならそのような事情があるだろう。人間ならその程度のミスは誰でもすることがある。何をそんなことをめぐって、問いただすのか。カバンクォンを持つ芸能人が、少しくらい悪口を言われる発言や行動をとっても、世間の世論はこの程度に留まります。お金や名誉、権力が生じるものではないから、たいしたことではないようでも、悪質な書き込みに悩まされる芸能人の立場からは、うらやましい限りです。

私もカバンクォンを手にしたい、このような言葉が自然と口の外に漏れ出ます。どうすればスター芸能人がカバンクォンを獲得できるでしょうか。

男性の芸能人は少し簡単な方です。軍隊にさえしっかりと行って来ればいいのですから。韓国の男性はある程度の年齢になれば、神聖な国防の義務を果たすために軍に行かなければなりません。韓国の男性であれば当然のように行く軍隊なのに、なぜカバンクォンまで与えるのでしょうか。猫も杓子も軍を避けて、軍に行っても芸能兵士などの楽な職務に就いて帰って来るのが大半なので、しっかりと兵役を終えた芸能人があまりいないことが原因です。

海兵隊に志願入隊した芸能人ならカバンクォン、その中でも最高だと言われる「生涯カイムパンジクォン」を得ると言われています。ところが、残念ながらこの権利を獲得した海兵出身の芸能人はあまり多くありません。

真っ先に思い浮かぶ海兵出身芸能人は、俳優ヒョンビン(炫彬 / 本名:金泰坪)でしょう。(彼と名前が似ているウォンビン< 元斌 / 本名:金道振 >は、江原道最前線歩兵師団のGOP部隊で兵役を終えました)

ヒョンビンは入隊する前にSBS週末ドラマ『シークレットガーデン』でものすごい人気を呼んだ状態でした。ハ・ジウォンとコーヒーショップでカプチーノを飲みながら口喧嘩を繰り広げ、口に付着したカプチーノの泡を拭いてあげる泡キスは、一時満都の話題でしたね。好きな彼氏とカプチーノを飲み、口に付着した泡を拭いてくれるのを待つ若い女性のおかげで、コーヒーショップのカプチーノ販売が非常に増えたという声も聞こえるほどでしたからね。

とにかく『シークレットガーデン』の余韻がまだ冷める前に、ヒョンビンが海兵隊に志願入隊するというニュースが聞こえました。入隊テストで満点(30点)に近い29点を取って通過し、2011年3月に同期生のうち最高齢者で海兵隊の制服を着ました。海兵に行くようになったのは、海兵将校である兄の勧誘のためだったといいます。

  • < 偽装クリームを塗るヒョンビン >

海兵隊ではヒョンビンを広報兵として使うことを望みました。一銭もお金をかけずに海兵を広報する貴重な人的資産を得たのに、前方で寝転がせるにはあまりにも惜しかったのでしょう。しかし、ヒョンビンが一般歩兵として勤務することをとても望んだうえに、世論もそのような流れを見せて、ひとまずは最前方の白翎島(ペクリョンド)で勤務を開始しました。しかし、しばらくして勤務地が海兵隊司令部に変わり、各種イベントや広報物に海兵の顔として登場しました。海兵を広報するために特使資格でインドネシアを訪問したりもしました。

ヒョンビンの軍の戦友たちは、ヒョン・ビンが運動もよくできてセンスも良く、古参兵たちにとって良いイメージだったといいます。新兵訓練を受けた時、K2自動小銃特等射手記章を受けたというので、少しは軍隊体質なのかもしれません。

ヒョンビンと一緒に軍生活をしていた海兵たちが伝える彼の逸話が多数あるのですが、そのうちの1つを紹介します。

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ある日、ヒョンビンとテレビを見ていて、タン・ウェイ(湯唯)と撮影したCFが出てきたのですが、そこで「ヒョンビンは何をしているのかな」というセリフが流れました。古参兵が「どこにいるって、ここでめっちゃ閉じこもっているよ」と言ったら、ヒョンビンがこっそり笑ってたんです。

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海兵は後任兵が休暇に出る時、古参兵が休暇代として使えと数万ウォンずつ差し出してあげるのですが、一生稼がなくていいほど稼いだヒョンビンに、一体いくらを与えるべきなのか困り果てました。(古参兵の悩み)


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ヒョンビンが海兵隊に行った1カ月後、今度は第1世代のアイドル7人組ボーイズグループClick-Bのメンバーであるオ・ジョンヒョクが海兵に入隊したのですが、ヒョンビンの余波が冷めていなかったためか、あまりマスコミに報道されませんでした。

オ・ジョンヒョクは、海兵捜索隊に行くことを望みましたが、高校時代の出席日数が足りず(なぜなら?その時から芸能活動をしていたためでしょう)、捜索隊に不合格となりました。軍楽隊に入れば、後に捜索隊に移してくれるという約束を受けて入隊をしたのですが、捜索隊に送ってくれるような動きが見えませんでした。

オ・ジョンヒョクは高位幹部はもちろん海兵隊司令官にも嘆願書を送りました。

  • < 海兵司令官に送った嘆願書 >

嘆願書の訳です。

「必勝、海兵オ・ジョンヒョクです。

(前略)司令官様 以下複数の幹部上官の方々は、私が芸能人だったという背景を酌量されたあまり、私が捜索隊がかっこよく見えるため、ただ単に好奇心が発動して行きたい気持ちになり、話にもならない意地を張っていると考えていらっしゃることはよく分かっています。しかし、私の意地よりも前に、私が憧れて慕っている海兵隊で、海兵の名前によりしてくださった約束があり、私はその約束が守られることを固く信じたため、志願入隊しました。

誰かに押されて海兵隊を選択したのではありません。他の軍のようにただ義務服務期間を満たす目的で海兵隊生活をしたくありません。私は海兵として根深い自負心を持ち、海兵隊の名前を輝かせるための足しになりたいです。私に残った1年という時間、本物の海兵になれるように機会をください。現在、私の希望事項はただ1つです。奇襲大隊でもなく空挺大隊、遊撃大隊でもありません。入隊前に私に約束してくださった『海兵隊捜索隊員』になることです。以上です」

芸能人が苦労を自ら買おうとするなんて、司令官が感動して願いを聞いてくれました。オ・ジョンヒョクは、元々両親が心配するほど細い体型だったのですが、捜索教育も優秀な成績で修了し、特等射手に選ばれたそうです。4キロ武装駆け足でも1等になったというニュースを聞いた人の中には、そうでなくても捜索隊体質のようなだから、むしろ杭を打ち込むのが(職業軍人になること)正しいのではないか と首をかしげる人もいました。

  • < 行軍に参加したオ・ジョンヒョク(出典-FLY MARINE BOY、海兵ブログ) >

オ・ジョンヒョクは除隊(2013年1月18日)を控え、酷寒期特殊訓練に参加しましたが、訓練を最後まで終えるために除隊日の延長申請をして、これが受け入れられて1カ月後の2月22日に転役しました。他の人は、1日も早く兵営を発つことを望むのに、本当に大したことです。これだからカイムパンジクォンを与えざるを得ないわけです。

ヒョンビンとオ・ジョンヒョクの話をしていたら、話が長くなりましたね。残りの海兵出身芸能人については、次回に紹介します。

※ この記事は「海兵隊出身の芸能人を教えてください。(下)」へと続きます。
  • Lim, Chul
  • 入力 2016-10-14 00:00:00

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